スーパーやコンビニなどの小売業で、切っても切れないのが万引き。
ここ最近、勤め先のお店で常習的に万引きをする小学生がいます。
今日もお店に来ていて、カウンター内に1人残し、それ以外の動けるスタッフと、社員総出で、その子をマークしていたのですが、防ぐことができませんでした。
万引き犯を捕まえることは業務に含まれていない
来店直後は空っぽのナップザックが、お店を出るときには膨らんでいる……
これはもう、商品を盗っています。
でも、確実に入れるところを目撃していないと、声をかけることはできません。
その理由は、冤罪を防ぐため。
あとは万引き犯を捕まえることは、業務に含まれていないので、させないことが大事と会社からは言われています。
万引きできないお店を目指してほしいということです。
なかなか難しいんですけど、そのための方法として挙げられているのは、
・カウンター内にスタッフ同士で固まらず、常に1人は売場で作業する
・チラチラとスタッフを見てくる場合、すかさず近くでマークする
・怪しい人物をマークするときは複数で(1人だけだと隙をつかれやすい)などなど。
こんな感じで、店内には常にスタッフの存在感があり、活気づいたお店作りをしていきましょうと言われております。
賑やかで活気のあるお店は、普通に買い物されているお客様からの印象も良くなりますので、特にデメリットはありません。
スーパーやコンビニなどで働く接客業の方は、ぜひ取り入れてみてください。
書店や高級ブランドショップの場合、賑やかにできないと思いますが……
子供が万引きする理由とは
わたしが勤めるお店の周辺には、小中学校が多い地域。
あと、高校生が帰宅途中で立ち寄ることもあり、客層としては学生や、ファミリー層が多い印象です。
小学生の万引きは、これまでにも何度かありました。
学校の先生と保護者が謝罪に来たことも……
その度に思うのが『なぜ、子供は万引きをするのだろう』ということです。
単純に、その商品が欲しかった ?
ゲーム感覚 ?
いじめの一環で脅されて ?
知恵袋などで、子供の万引きで悩んでいるお母さんの質問を見ていると、回答の多くが『子供に寂しい思いをさせていませんか ?』というもの。
自分の気持ちをまだ上手に言葉にできない子供が、悪いことをして両親の興味や関心を引こうと、万引きをする、嘘をつく、親のお金を盗むといった行動を取るようです。
寂しい気持ち、それ以外の感情を伝えたいのに、その言葉が見つからない。
万引きされている側としては『両親の気を引きたいなら、仕方ないよね』とは言えないものの、上手に言えない子供の気持ちを考えると胸が締めつけられます……
わたしにはまだ子供はいませんが、小学生と幼稚園の甥っこと姪っこが3人いるので、あまり無関心ではいられないんですよね。
幸せな子供たちが増えればいいな
冒頭の万引き常習犯な小学生ですが、いつも同じ服を着ています。
話したこともない赤の他人なので、わたしの勝手な想像ですが、なにかしら問題のある家庭なのかもしれません……
お店のためにも、幸せに生きる子供たちが増えるといいなーと思いました。