怪物事変 第8話『黒い工場』感想とネタバレ

工作機械の歯車怪物事変 感想
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第8話は、コミックス第2巻発売記念センターカラーでした。
46 ページというボリュームです!

 

表紙は夏羽くん、シキ、晶くん、紺ちゃんのちびっこカルテット。

 

晶くんは相変わらずのヒロインっぷりです。
紺ちゃん? 彼女はマスコットなのだよ。

 

さてさて、文章のみではありますが、ネタバレに配慮しておりませんので、未読の方やコミックス派の方は、閲覧注意でお願いします。

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ミハイさんは策略家

利き手を負傷してゲームができなくなったミハイさんが、その憂さ晴らしとして勝手に依頼を受けたところで終わった前回。
第8話はその依頼を巡って、隠神さんとミハイさんの攻防から始まります。

 

隠神さん曰く、ちょっとした無茶なら成長に繋がるけれど、ミハイさんがチョイスした依頼は、ちびっこトリオには難易度が高すぎて、死人が出るくらい危険とのこと。

 

読者としては具体的な依頼内容がわからないので、隠神さんの危惧にピンと来ません。
祖国ルーマニアでトランシルヴァニアの機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)と呼ばれていたミハイさんは、ごちゃごちゃ言ってくる隠神さんを、自分の部屋のドアにわざわざ鍵を取りつけて閉じ込めちゃいました。

 

ご丁寧に、電子ロック機能つきで、パスワード入力が必要です。

 

機械が苦手な隠神さん、出られません。
完全にお手上げ状態です。

 

ストッパーがいなくなったミハイさんは、もう誰にも止められません。

ロマンスは突然に?

一方、買い出しの途中で紺ちゃんと再会した夏羽くん。
泣き疲れて眠る紺ちゃんに手を握られたままの夏羽くんは、ちょっと困惑気味です。

 

第1話に比べて、表情が豊かになってきているかも。
まったく起きる気配のない紺ちゃんを見て、『どうしよう……』って顔をしている夏羽くんが、とっても可愛いです。

 

とりあえず揺り起こした紺ちゃんに、夏羽くんは飯生警部のところへ帰りにくいなら、隠神さんのところに来るかと誘うものの、狐だから狸とは暮らせないそう。

 

狐の掟なのか、紺ちゃん自身の意思でそう言っているのかは、行間からはちょっと読み取れませんでした。

 

もし後者であれば、紺ちゃんは素直な子なので、隠神さんが口八丁手八丁で言い包めることができそうですけど……
というか、このマンガでまともな大人は隠神さんしかいない

飯生警部→同性から嫌われるタイプで、現在ネグレクト中
ミハイさん→退屈が嫌いな支配者気質
隠神さん→行き場のない子供たちの保護者的存在

……と思っていたんですけど、隠神さんって未成年者のちびっこトリオを働かせてるんですよね(報酬は支払ってますけど)。

 

どうしよう、まともな大人が1人もいない。

紺ちゃんの依存心が夏羽くんに向けられていく

狸の隠神さんとは暮らせないけど、狸じゃない夏羽くんとは暮らせると言う紺ちゃん。
公園が棲みかだけど、食べるには困らないから一緒に暮らそうと誘う、紺ちゃんの顔がすごく可愛いです。
初めて会ったときは無表情だったけど、夏羽くんに懐いたんでしょうねー。

 

でも夏羽くんは夕飯の買い出し途中で帰らないといけません。
それを伝えると、絶望したような表情をする紺ちゃん……おろろ~ん。

 

やっぱり1人は寂しいですよね……

 

本当なら、今もまだ飯生警部のところにいたはずなのに。
いや、あの人と一緒にいることが、紺ちゃんのためになるとは、微塵も思っていないんですけど。

 

飯生警部と離れたことによって、本当の家族の温かさを知ってほしいです。

 

呆然とする紺ちゃんに、さすがの夏羽くんもどうしたらいいのかわからない様子。
思わず、用事が済めばまた会いに来ると、紺ちゃんに告げちゃいました。

 

どれくらいで用事が終わるのかと尋ねる紺ちゃんの瞳が、とてもキラキラしていて……
夏羽くんの帰るという言葉で、絶望していた子とは思えないくらい。

 

ようやく解放されて、無意識に安堵のため息をつく夏羽くんに対して、無邪気に待っていると言う紺ちゃんの姿が対照的に見えました。

 

ギャグマンガなら、このまま夏羽くんに忘れられて、三角座りしながら待つ紺ちゃんの後ろ姿で終わっても構わないと思いますが、若干のシリアスが混じってますからね。
そうかといって、『また紺に捕まってしまった……今度はいつ離してくれるんだろう』みたいな終わり方もギャグっぽくてダメかなーなんて。

 

ここはやっぱり、頼れる大人の隠神さんに保護してもらう展開が一番ですよね。

トランシルヴァニアの消える弾丸と死神

続いて、お仕事パート。

 

ブラック企業からホワイト企業に転身した会社に潜入し、その秘密を探るという、嘘の依頼内容を伝えて、ちびっこトリオで遊ぼうとするミハイさん。
鬼畜ですわ……

 

蜘蛛(アラクネ)の特性を生かした新技を試すため、率先して潜入するシキ。

 

トランシルヴァニアの消える弾丸と呼ばれていた頃のミハイさんが作った、魔改造ミニ四駆『ミハイマグナム』が、そのお供です。
で、このミハイマグナム、すごい性能なんですよ。

・ラジコン機能
・消音走行
・ボディは光学迷彩でカメラ機能つき

などなど。

 

ミハイさん曰く、楽しい機能が満載らしいです。
ちなみに光学迷彩機能は、ミハイさんがトランシルヴァニアの死神と呼ばれていた頃、軍隊に所属していたときの経験を生かした技術とのこと。

 

なんでもありですね、ミハイさん。

ミハイさんの策略、シキのピンチ

ホワイト企業に転身したと世間では認識されている会社、バグバイト電子。
その工場では、死んだ目の従業員が働いていました。

 

ここで登場した怪物『蚊婆(カノンバ)』ですが、見た目がグロイです……

若い女性の身体に、グロテスクな蚊の顔がついていて、耳の穴に口の管を突っ込んで、脳みそをちゅーちゅー吸うんですよ。
晶くんじゃなくても、卒倒しちゃうわー。

 

この蚊婆は3人いるんですが、工場で働く従業員の脳を吸い、殺さない程度に生かしているんですよー。

 

ミハイさんが言うには、ちょっとくらいの損傷なら、脳は回復するんですって。

 

だから、回復した従業員の脳を吸って自我をなくさせ、馬車馬のように働かせてつつ、脳が回復したら、また吸うの繰り返し。
自我を失っているため、従業員は退職できません。

 

バグバイド電子の社長は無関係で、主犯は蚊婆3人。

 

夏羽くん、殺る気満々なんですけど、シキが隠神さんに相談して出直すことを提案したため、それに従いました。
あ、晶くんは安定のヒロインっぷりで卒倒してます。

 

うまくチームワークが取れているのですが、ミハイさんは楽しみを奪われそうなので、面白くありません。

 

そこで、ミハイマグナムの光学迷彩を解き、蚊婆を挑発。

 

当然のことながら、シキは見つかっちゃいました。
蚊婆に襲われそうになったシキを、ミハイさんは助けてくれましたが、ただの気まぐれかもしれません。

 

というのは、シキの本当の性格に気づいてしまったから。

 

子供らしからぬ冷静さと、慎重な性格とミハイさんに思われていたシキは、実は臆病で小心者だと見抜かれてしまったので、この辺りを突いてくるように思えるんですよね。

 

隠神さんはまだ脱出できないし、夏羽くんは工場の外で待機、晶くんは卒倒中、そしてミハイさんは高みの見物でワクテカしていますし。

 

シキ、大ピンチじゃないですかー!

 

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