いきなりですが、毎年、5月の第2日曜日は
なんの日でしょうか?
答えは、母の日!
その後にやってくる父の日に比べたら、
知名度はぐんと高いはず。
最近では、母の日が近くなり始めると、テレビのコマーシャルでも
母の日のプレゼント!なんて、よくやっていますが、実際問題、
いつが母の日だったっけ?とふと首を傾げてしまいます。
そうこうしている間に、母の日をすっかり忘れてしまった!と
いう人もいるのではないでしょうか?
子供が未成年だと素直に感謝できないことも
子供も大人も、お母さんに対して、「ありがとう」や「ご苦労様」と
感謝する日――それが母の日だと思いますが、その感謝の気持ちも形に
するとさまざまです。
あなたがまだお子さんだった頃、保育園や幼稚園、小学校、
児童館などで、手作りの工作やお手紙を作ってお母さんに
渡したという経験があるでしょう
成長して大きくなったら、おこづかいやお給料で、お母さんに
お花や小物をプレゼントしたり、手作りの食事を作ってあげたり、
外食に連れて行ってあげたりもするかもしれません。
そして、自分が父親や母親になったとき、同じ親として、子供を
育てる苦労がわかる分、感謝の気持ちがより一層強くなるのでは
ないでしょうか?
ただ、あまり素直に感謝できない年齢の時もありますよね。
反抗期真っ盛りのお年頃だと、口に出して感謝なんて、とても
じゃないけど言えないものです。
まして、形や態度で表すのも難しい。
そんな時期もあるのです。
最初から期待しないほうが心は楽になる
それでも母としてはちょっとだけ、いや、大いに
期待してしまうもの。
そんな母の気持ちも知らず、母の日になにもないというのは、
かなり寂しいものです。
母として、毎日毎日、家族のためにあれやこれやと家事に育児を
こなし、自分の時間を割いても家族のために頑張っているんです。
なにか物が欲しいんじゃない。
たった一言、
「お母さんいつもありがとうね」
そう、家族に言われるだけで、また明日から頑張れるんですよね。
それなのに、母の日に家族からはなにもなし……これは
相当ショックです。
「自分は一体、なんのために毎日、大変な思いをしているんだ」
なんて、ネガティブな思いが頭を巡ってしまいます。
「それならば、始めからなにも期待しないほうがいい――」
そういう風に考えておけば、少しは心に受けるダメージが
軽減されるかもしれません。
――と、ここまでは、お母さんの立場で書かせてもらいました。
ですが、母であるわたしも、母の日を忘れることが多いんです。
ついつい日常の忙しさにプレゼントを贈るのを忘れてしまう
電話をかけるのを忘れてしまう
でも、心の中ではいつも感謝しているんです。
きっとそういうお子さんも多いと思いますよ。
なので、母の日に感謝や労いの言葉や、なにももらえないと
ショックを受けているお母さんたち。
考え方を少しだけ変えてみるだけでも、違うかもしれません。
例えば母の日でもなんでもない普通の日に、家族から
「ありがとう」と言われることがあれば、それが自分の
母の日としませんか?
最後に
それでもやっぱり、母の日になにかしてもらいたい。
そう思っているのであれば、母の日の少し前から、家族の前で
アピールするのも手かもしれませんよ。
自分がして欲しいことを、あらかじめ家族の前で言っておくことで
家族はお母さんが求めているものが分かって、実行しやすいのかも
しれません。