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怪物事変 第20話『新雪が全てを閉ざす里で』感想とネタバレ

北海道の絶景

第20話は、コミックス5巻発売記念
センターカラーでした!

表紙は、目を開いたまま倒れている結くんを、
守るように抱きしめる晶たんです。

晶たんの表情が怯えているような、なんとも
言えない顔をしています……

文章のみではありますが、ネタバレに一切、
配慮しておりません。

コミックス派の方、未読の方は閲覧にご注意ください。

また、今回の話は内容がちょっと大人向けというか、
そのまま文字にするのは憚られるので、別の言い回しに
変えるよう意識しております。

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結くんの記憶

零結石に生命力を注いでいた結くんは、身体がもうボロボロ……

そんな結くんを救うため、晶たんは零結石を抜こうと
奮闘していたのですが、零結石が結くんの記憶を晶たんに
見せ始めました。

雪深い山奥に、雪女子たちの集落、雪の里があります。

雪の中を駆けていく幼い双子、晶たんと結くんです。

結くんの表情が豊かで可愛い!

まだ小さいときから、結くんはしっかり者のお兄ちゃんで、
晶たんは小さい頃も晶たんです。

二人は里の外へ遊びに出ていたわけではなく、
雪の里を脱出しようと試みていたようです。

けれど、雪女子の氷雨さんに見つかり、呆気なく
連れ戻されてしまいました。

氷雨さん曰く、二人になにかあると里が滅ぶから、
自分の立場を弁えろとのこと。

それでですね。
わたし、晶たんのこれまでのセリフで、なんとなく
二人は雪の里で冷遇されてきたのかなと思ってました。

ですが、食事は世話係の手で食べさせられているし、
着替えも手伝ってもらっています。

部屋も二人は一緒で、立派な寝所も用意されているので、
待遇は思っていたより良い感じ。

まぁ、常に見張りがいる状況なので、快適とは
言えないかもしれませんが……

ここで、結くんのモノローグがここで入るのですが、

雪の里というのは、結くんと晶たんが生まれるまで、
二百人ほどの雪女子と、百年に一度だけ生まれる、
一人の雪男子で形成されているとのこと。

里の雪女子たちは親戚同士になるんですかね。

そして、男児を産んだ雪女子は例外なく死んでしまうため、
結くんたちはお母さんの顔は知らないようです。

わたし、先月号の感想で、氷雨さんが二人の
お母さんなのかと思っていたんですが、どうやら
違うみたいですね。

お父さんはまだ生きているんですが、近づくのを
禁じられている場所に幽閉されており、しかも
正気を失っている模様。

手のみの描写があり、骨と皮だけのミイラみたいでした。

雪男子がいないと子孫を残せないのに、子供を
作れなった途端、掌を返したように冷遇するのかしら?

雪女子は怖い怪物たちです……

結くんも、いずれ自分たちもお父さんのように
なるんだろうと、予期していました。

なので二人(晶たんはたぶん、なにもわかってない)は、
そうならないために、雪の里を出て、二人で暮らそうと
考えているみたいです。

何度、里に連れ戻されても、部屋に閉じ込められても、
平気でいられるのは、自分たちが双子だから。

一人では耐えられないことも、二人なら耐えられると
結くんは語っています。

こういう関係、大好き!

雪の里の裏側

雪女子たちの目を掻い潜りながら、脱出を繰り返していた
ある日、人間が落としていった荷物を発見しました。

その中には雑誌も入っており、二人はそこで人間たちの
世界に興味を持つように。

また、雪女子たちの会話から、東京で隠神さんが
怪物屋を営んでいることも知り、東京へ行きたいという
願いが二人にできました。

けれど、その願いが叶えられないまま、結くんは
雪の里の長へ就任することに。

つまり、結くんが先に、第二次性徴期を
迎えてしまったわけですね……

晶たんは純粋に長になった結くんをかっこいいと
褒めていましたが、雪女子たちにとって、長が
どのような存在なのか、きっとなにも理解して
いないのでしょう。

仮に、晶たんが先に第二次性徴期を迎えてしまった場合、
長の務めを果たせられるかどうか、ちょっと疑問です。

晶たんが長になったら、きっと心が壊れてしまうでしょう。

結くんも晶たんのことをよく理解していたし、
長になったら自分がどんな扱いを受けるかも
理解していたので、晶たんにはなにも言わず、
長として、初めての務めを行うことに……

初めての務めの相手は氷雨さんでした。

先代が子供を作れなくなってから十年以上も経っており、
このときを待ち侘びていたそう。

詳しい描写は避けますが、未成年の心身が健やかに
育つには、雪の里の環境は適さないですね。

本当、子供さえ作れれば良いのかと。

女尊男卑がまかり通っています。

長とは名ばかりで、結くん個人の感情はまるで無視!

これでは、結くんの心も壊れてしまいます。

深夜遅くに戻ってきた結くんは、すでに感情が
抜け落ちた表情で、瞳に光はありません。

てっきり零結石のせいで感情をなくしたのだと
思っていたのですが、覚悟していたこととは言え、
やはり初めての務めで、本人が思っていた以上に
心を疲弊させてしまったのでしょう。

そんな結くんに、晶たんは自分も務めを手伝いたいと
申し出るのですが、結くんは難しい書物をたくさん
読んで頭を使うから無理だと言いました。

晶たんを守るための優しい嘘です。

難しいことは苦手な晶たんは、結くんの言葉に反論が
できなかったのですが、その代わりに無邪気な笑顔で
山茶花の花を渡し、長就任をお祝いしたのでした。

その笑顔に結くんの目には、再び光が……

雪女子たちはドロドロしている

長になった結くんは、さまざまなことを知ることに。

零結石が里の奥に祀られていること。

里を覆う吹雪は零結石の力に因るものであること。

吹雪のせいで食物は育たないので、野生動物が
里へ迷い込むこともなく、雪女子たちは外へ出て
狩りをしていること。

里に蓄えがないときは、子供を産めない
雪女子たちから命を落としていくこと。

雪女子は、子供を多く産むほど一番偉いとされており、
次に偉いのが、狩りができる雪女子です。

その両方に秀でているのが、氷雨さんとのこと。

長老らしき雪女子から、よく意見を尋ねられるのも、
氷雨さんが一番、偉いからでしょう。

そして、長に就任した結くんの最初の相手が氷雨さん
だったのも、上記の理由があるのかも?

また、雪女子たちは全員、同じ模様が描かれた布で顔を
隠しています。

結くんと晶たんは、それが不便にしか思ってなかったのですが、
実はこの顔布は、雪女子たちが美醜による内心の上下関係を
生まないための処置なんですって。

女性が多い種族だからこそ、内部はドロドロしているんですね。

そんな女性特有のドロドロしたものを、毎日幾度もなく見聞き
してきた結くんは、雪女子たちを汚いもの、醜いものと認識し、
心が磨耗していきます。

どんどん目の光はなくなり、感情も失っていく結くん。

けれど、寝る前しか話せない晶たんとの時間だけは、
心が安らぎ、目にも光が戻ります。

二人で外を歩きながら話していると、晶たんが不意に、
子作りが大変なのかと結くんに問いかけました。

言葉の意味は理解していない様子でしたが、それでも
結くんがつらい思いをしているなら、自分もなにかしたいと、
晶たんは訴えます。

けれど、結くんはなにもしなくていいと答えました。

双子でも得意なことは違っていて、
結くんは強いし、晶たんは弱い。

そして、痛いのも、つらいのもすべて、
結くんのほうが得意だからと。

それでも納得しない晶たんに、結くんは、
晶たんが得意なことは笑うことだと言いました。

晶たんの無垢でキレイな笑顔に、結くんはいつも
救われているのだと。

結くんが守るから、晶たんは汚れないでほしいと
言うと、晶たんはちょっと気まずい表情で、自分は
もう汚れていると答えました。

どうやら晶たん、14歳にもなっておねしょしちゃったようです。

でも、結くんはそれが、晶たんの第二次性徴期の
訪れではないかと思い至ります。

もし、晶たんも子供を作れるようになったと知られれば、
雪女子たちは晶たんにも手を出すことは簡単に想像できます。

『種を残すのは長だけ』

雪の里には、そんな掟がありますが、子供を多く産んだ者が
一番偉いとされる雪女子たちが、晶たんに手を出さないはずが
ありません。

そこで結くんは、晶たんに気づかれないように、
雪女子たちを集めました。

集まった雪女子たちは二百人を超えます。

彼女たちに結くんは、老若を問わず、何人でも何度でも
一人残らず子供を産ませるから、晶たんを雪の里から
出せと要求しました。

要求が呑まれなければ、自害すると脅して。

氷雨さんは、それなら晶たんを代わりに長にすると
結くんの要求を退けようとしましたが、結くんは
晶たんに代わりは務まらないと逆に言い返します。

14歳の子供がするとは思えない表情で睨みつける
結くんに、氷雨さんは要求を呑むことに。

結くんの慟哭

晶たんが雪の里を出るとき、結くんは、

『東京』
『怪物屋』
『隠神』

この三つの言葉を忘れずに、南へ向かえと言いました。

結くんも後から追いかけるから、東京で会おうと見送ります。

勝手なことをした氷雨さんは、ほかの雪女子たちから
責められるものの、当の本人は落ち着いた様子。

氷雨さんは晶たんが里を出ることを許したけれど、
命の保証はしていないと、シレッと言いました。

そして、すでに追手を放っているとも。

現在、晶たんは生きているので、追手を撃退できたのかも
しれませんが、そこまでの描写はありません。

この辺りは、次の話で晶たんから語られるのでしょうか……

そして、結くん。

氷雨さんに騙されていたことに気がついたのは、
晶たんを見送ってから一年後のことでした。

雪女子たちが話しているところを偶然、聞いてしまった
結くんは、氷雨さんに騙していたのかと詰め寄ったものの、
逆に舌を噛まないようにされた挙句、拘束されそうに。

どうにか逃げ出した結くんは、零結石が安置されている
ところへやってきました。

雪の里に、百年に一度しか男児が生まれないのは、
神様から滅びろと言われているも同然じゃないのかと。

涙を流しながら自問自答する結くんは、晶たんを失ったと
思い、例結石に力を求めました。

次のコマでは、雪の里がある山の頂上辺りに、
巨大な雪の竜巻が発生。

零結石を胸に刺した結くんの力です。

雪の里が壊滅したかどうかですが、そこまで描写されてないので、
まだわかりません。

命結石と零結石の合体

結くんの記憶をすべて見た晶たんは、
ボロボロと大粒の涙を零しました。

また、夏羽くんと野火丸くんも、一瞬だけ結くんの
記憶に触れたようです。

涙を流す晶たんは、本当になにも知らなかったようです。

結くんの気持ちだけでなく、雪の里の裏側も。

晶たんも、結くんと同じように、結くんがたまに
笑う顔が大好きなんだと、死んではダメだと零結石を
引き抜こうとします。

そこへ、まだ身体の再生が終わっていない夏羽くんも、
結くんを救うために、晶たんの手を握りました。

結くんの救出を手伝うと言った矢先、喉から命結石が!

二人の手に命結石が触れた瞬間、不思議な光が辺りを
包み込んだんですけど、その様子を氷の天守閣から
見ていた飯生さんは、どこか苦々しい表情。

せっかくの美人さんが台無しです。

光の中心だった夏羽くんたちでしたが、その光が
収まると、命結石と零結石がひとつになった状態で
地面に転がっていました。

繋ぎ目とかはなく、最初からひとつの石だったよう。

さいごに

命結石と零結石がくっついてしまったので、
結くんの救出は成功……?

次回で、晶たんメインのお話は、クライマックスでしょうか。

合体した結石を巡って、野火丸くんとバトルが
始まるのかも?

飯生さんが見ているので、野火丸くんとしても、
手ぶらで帰るわけにはいきませんからね。

晶たんと結くん、隠神さんのところで
幸せになってほしいです。


 

 

 
 


 

 
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