怪物事変 第25話『仮想現実』感想とネタバレ

夜食のチャーハン(炒飯)怪物事変 感想
この記事は約13分で読めます。

夏羽くんと隠神さんが留守にするのを機に、
ミハイさんへ弟子入りすることにしたシキ。

 

ミハイさん作のVRゲーム、ミハイクエストに
挑戦中のシキが今、どれほどの成長を遂げているのか!?

 

第25話は、そんなシキのお話です。

 

文字のみではありますが、がっつり
ネタバレしてます!

 

未読の方、コミックス派の方は、
ご注意くださいませ。

 

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ミハイさんとシキの契約

シキが挑戦中のミハイクエストは、
VRゲームではあるものの、ゲーム内で
死亡した場合は、現実世界でも死が
待っています。

 

そのためミハイさんは、万が一に備えて、
シキと契約書を交わすことに。

 

その内容は、ゲーム内でシキが死亡した場合、
ゲーム製作者のミハイさんは、一切の責任を
負わないというもの。

 

シキの身になにかあった場合、
隠神さんはミハイさんを怒るからというのが、
契約書を交わす理由でした。

 

ミハイさん、褒められるの大好きだけど、
怒られるのは大嫌いなんですって。

 

子供か!

 

でも、そんなミハイさんも好き。

 

四国では夏羽くんも、伊予姫ちゃんと
鍛錬を行い、それなりに力をつけていましたが、
果たしてシキは同じ一週間でどれほどの
力を身につけたのか!?

 

その答えですが……

 

実は、最初の街にすら
辿り着けていなかったんです。

 

ストーリー序盤の割に、
出現するモンスターは強力すぎて、
もはや雑魚とは言えないほど。

 

しかも、最初の街付近には
巨大なドラゴンも配置されており、
容易に近づくこともできません。

 

命からがら、宿屋へ逃げ帰ったシキは、
満身創痍で休憩しつつ、一週間で得た
情報を整理していきました。

 

手書きの地図には、スタート地点から
ゴールである最初の街までの道のりのほか、
どこに、どんなモンスターが出るのか?

 

モンスターの弱手や特徴が、
細かく記載されています。

 

そしてシキの字、意外と
キレイなんですよー。

 

彼の性格が表れているなーって思いました。

 

創造主はスパダリ

一週間で得た情報を整理したものの、
抜け道はなく、かと言ってモンスターを
倒しても経験値がもらえるわけでもない。

 

先に進めないシキは、行き詰まりを感じてました。

 

この一週間を振り返り、ランニングと筋トレを
していただけの自分に衝撃を受けるシキ。

 

夏羽くんたちに、なにをしていたか聞かれたら、
恥ずかしくて死ねるレベルのかっこ悪さです。

 

筋力とスタミナはアップしたものの、
新しい技を身につけたわけでもありません。

 

どうしたもんかと悩んでいるときに、
花瓶に生けられた花からミハイさん登場!

 

ミハイさんは、スタート地点からそれほど
離れていない平原の小屋で立ち往生している
シキに呆れ顔を見せました。

 

とはいえ、シキ自身にも言い分はあります。

 

ゲームスタート時から、登場するモンスターが
強敵すぎること、まともなゲームとは言えない
難易度であること――

 

八つ当たり気味に、クソゲーを押し付けられたと
憤慨するシキに対して、つまらないおもちゃと
言いかけつつも不快感を見せたミハイさん。

 

やめたいならやめればいいと、
シキを冷たく突き放しただけでなく、
二度とミハイさんの力を借りるという、
不遜な考えを持たないようにと、
釘も刺したのでした。

 

姿を消したミハイさんに肩を落としたように
見えたシキですが、バカにされたことで
逆にやる気が増し増しに。

 

ミハクエを絶対にクリアしてやると、
燃え始めたのでした。

 

ひとまず、シキは食事をすることに。

 

ミハイクエストには、いくつか謎があります。

 

それは、ゲームの中にいながら、

・食事ができる
・お風呂やトイレに入れる

さすがに、トイレを選ぶ気にはなれない
シキですが、現実世界ではなんと――

 

ミハイさんがシキのお世話を焼いているんです!

 

あの、ネットゲー廃人のミハイさんが!

 

衝撃がわたしを襲いました。

 

上のほうで、シキは食事をすることにしたと
書きましたが、プレイヤーであるシキが
宿屋でコマンドを選択すると、
創造主であるミハイさんに、その旨を
お知らせしてくれるんです。

 

ゲームを諦めるかと思いきや、
続行することにしたシキに、
ミハイさんは満足そうな顔をしてます。

 

で、シキがゲーム内で注文した
『シェフの気まぐれ炒飯』を、
ミハイさん自ら調理。

 

シキはミハイさんの手作りとも知らず、
現実世界とゲーム内で食事をしているわけですね。

 

愉快犯的なところがあるミハイさんですが、
料理の腕前は素晴らしく、包丁さばきも、
フライパンの扱いもプロ並み。

 

今はネットゲー廃人ですけど、
料理も極めているようです。

 

チャーハンの仕上げに青ネギを
上から散らす姿は、速水もこみちさんを
髣髴させました。

 

無表情でゲームを再開するミハイさんの
後ろで、なにを食べさせられているのか
不安げなシキがちょっとシュールです。

 

ぜひ、コミックスか本誌を実際に
見ていただきたいです。

 

 

違法プレイヤーはミハイファン

腹ごしらえを済ませたシキが外へ出ると、
なんと、ドラゴンと戦う女の子が!

 

これまで、強力すぎる雑魚モンスターと戦いながら、
先に進もうとしてたシキでしたが、
ゲームは序盤の序盤。

 

イベントらしいイベントはありませんでした。

 

そこへ来て、急にイベントが始まったので、
シキは驚きを隠せません。

 

謎の女の子は、勇敢にドラゴンと戦ってますが、
なぜか攻撃が通用せず、炎のブレスであえなく敗退。

 

ゲーム内で倒された場合、
現実の世界でも死亡するはずですが、
なぜか女の子は何事もなかったかのように
復活しちゃいました。

 

シキに気づいた女の子は、実はミハイさんファンの
違法プレイヤー。

 

ミハイさんのパソコンに不正アクセスして、
ログインし、ゲームを楽しんでいたようです。

 

現実世界ではスーパーハッカーなんですって。

 

慌ててログアウトしたシキは、ミハイさんに
ハッカーがいることを報告するも、当事者の
ミハイさんは落ち着いた態度で、
気にすることはないとシキに言いました。

 

女の子に侵入されるのは今回が
初めてのことではなく、
何度セキュリティで弾いてもしつこいため、
放置していたようです。

 

でも、自分のファンなら許すと言う辺り、
ミハイさん、実はチョロいですね……

 

ゲームに行き詰まっているシキとしては、
違法プレイヤーの女の子はちょっと面倒な存在。

 

けれど、女の子は街に行けなくて困っているので、
パーティを組まないかシキに持ちかけました。

 

街に辿り着けないのは、シキも一緒。

 

お互いの利害が一致しているため、
パーティを組むことに。

 

改めて名乗った女の子は、ツナマヨちゃん。

 

おにぎりを食べていたときに
入力した名前なのでツナマヨ。

 

でもシキにはマヨでいいよと、気さくに言いました。

 

とてもスタイルが良くて可愛いマヨちゃんですが、
実は現実世界では男――つまり、ネカマでした。

 

パーティを組んだ二人は、
ミハイさんの話をしながら先へ進みます。

 

マヨちゃんは、シキから話を聞くまで、
ミハイクエストがリアルで死んじゃうゲームと
知らなかった模様。

 

ミサイさんの持つ技術はすごいですが、
それに輪をかけて性格に難あり。

 

なんでもできるミハイさんは、
鬼畜なところが唯一にして最大の欠点なんですよね。

 

モンスターに倒されても、
自動で復活できる味方にマヨちゃんがいることで、
ゲーム内で試せることが増えました。

 

そこで立てた二人の作戦は、
森を迂回して街に行くこと。

 

そのための囮をマヨちゃんが担当します。

 

けれど、作戦は失敗。

 

体力の限界を迎えた二人は休むことに……

 

宿屋で休むことを選択したシキに気づいた
ミハイさんは、柔らかそうな羽毛布団を敷いて、
シキを寝かせてあげていました。

 

無表情でゲームをするにミハイさんの後ろで
横になっているシキの姿はシュールです。

 

ゲーム内でシキは、お風呂に入っているんですけど、
お風呂の入れてあげているのはミハイさん……?

 

そして、もしトイレもチョイスしていたら、
トイレもミハイさんが……?

 

薄い本が厚くなる事案ですな!

 

シキの男気、ツナマヨの推し変

翌日、翌々日、翌々翌日さらに翌日と、
マヨちゃんとパーティを組んでから
四日が経つものの、二人は未だに街へ
辿り着けません。

 

延々とゲームのデバック作業を
やっているに等しい状況で、二人の体力は
限界を迎えました。

 

休憩の最中、マヨちゃんは不意に
ミハイさんのパソコンへハッキングするのは、
今回が初めてではないことを告白――

 

すでに知っているシキは、
マヨちゃんの告白に対して、
なんてことはないように返事を返しました。

 

シキの反応が薄いことに、特に反応はしなかった
マヨちゃんは、大したことではないと前置きをしつつも、
最初に違法ログインしたときのミハイクエストと、
今のミハイクエストは内容が違うと言い出したのです。

 

そもそも、街の前にドラゴンはいなかった、と。

 

マヨちゃんが最初にハッキングしたのは、
現在から10日くらい前のこと。

 

シキが、ミハイさんと契約書を
交わした日のことです。

 

マヨちゃんの話が気になり、思考を巡らせた
シキですが、疲れから頭が回らず、
翌日にすることに。

 

ゲーム内で寝ているシキはともかく、
ハッカーのマヨちゃんはゲーム内で
寝る必要はありません。

 

ですが、ノリで一緒に寝ることに。

 

修学旅行みたいだと話していた二人ですが、
マヨちゃんから、なぜシキがミハクエを
やり始めたのかを尋ねられました。

 

シキは強くなりたいからと答えましたが、
強くなりたくて死ぬかもしれないゲームを
やるのはおかしいと言われる始末。

 

そこでシキは多くを語らず、
借りを返したい人がいるからと答えました。

 

 

もし、その人がすごく困っているとき、
同じくらい借りを返せないとダサいから、
強くなって力になりたいと話したシキに、
マヨちゃんはちゃっかりミハイさんから
シキへと推し変していました。

 

ミハイクエストの真実

翌日、たっぷり眠って元気いっぱいな
マヨちゃんをよそに、シキは思案気な顔――

シキはマヨちゃんの話を聞いて、
どうしても気になることがあるようです。

 

その気になることというのが、
ミハイさんがゲームのシナリオを変えた理由です。

 

10日前のミハイクエストは、
まだシナリオは変わっていません。

 

しかし、その頃にはシキはもう、
ミハイクエストを始めていました。

 

だからミハイさんは、本当に急に
シナリオを変えているんですよね。

 

その理由がわからないと頭を悩ませている
シキでしたが、マヨちゃんはあっさり
答えを提示しました。

 

ミハイさんがシナリオを急に変えたのは、
シキのためだと。

 

それが一番、自然な理由でしたが、
ミハイさんの性格上、一番ありえなかったりもする。

 

そこでシキは、ミハイさんに
言われたことを思い出しました。

 

ミハイさんの性格上、
シキのためってことはありえません。

 

ありえないけれど、シキがミハイさんにとっての
育成ゲームのキャラであるなら、シキ専用に
仕様変更するのはあり得ると結論が出ました。

 

だからミハイクエストは、シキにしか
クリアできないゲーム。

 

そしてミハクエには、レベルアップの概念はない。

 

けれど、シキにしかできない攻略方法がある――

 

それに気がついたシキはようやく
ミハクエの攻略方法を発見したのでした!

 

ミハイクエストの攻略方法

ミハイクエストはゲームだけど、
ファンタジーじゃない仮想現実――

 

夏羽くんみたいな、力にパラメーターを
全振りしたパワータイプでもないシキは、
一人でドラゴンに勝てるわけがありません。

 

シキが持つ蜘蛛の糸を使い、
敵を翻弄するのがシキの役割。

 

ゲーム内でシキが鍛えられていたのは、
筋力とスタミナだけじゃなく、状況を
判断力と考察力でした。

 

強くなるのは戦って勝つことではなく、
絶対に負けないこと――

 

それに気づいたシキは、とうとう最初の街へ
辿り着くことができたのでした!!

 

ここに来るまでにかかった日数は、
たぶん二週間以上ですよね。

 

長かったなー。

 

無事に街へ到着し、探検しようと誘うシキに
マヨちゃんはミハクエをやめると言いました。

 

ミハクエがシキ専用のゲームと気づいた今、
続けるメリットがないからと。

 

あっさりログアウトしたマヨちゃんを
見送ったシキは、ゲームのコツを掴んだため、
テンションが高いです。

 

ようやくミハクエの楽しさを見出したシキ。

 

その頃、現実世界のミハイさんは、
調子に乗っているシキを後悔させてやると
恐ろしいことを言っていましたが、
もちろんシキが気づくことはありませんでした。

 

果たして、シキは無事にラスボスを倒し、
ミハクエをクリアできるのか!?

 

次回もシキのターンですかね!

 

※追記:2018.12.17

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