お正月飾りを夜に飾るのは縁起が悪い!?いつまでに飾るのが正解? | えぶりでいはっぴねす
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お正月飾りを夜に飾るのは縁起が悪い!?いつまでに飾るのが正解?

季節の行事
この記事は約11分で読めます。

なにかと忙しい12月。
気がつけば、あっという間に年末近くになっていて驚きますよね。

慌しく大掃除をして、さてお正月飾りを飾ろうと思った時には、すでに夜。

お正月の準備もままならないくらい忙しい人にとって、お正月飾りを夜に飾るのは縁起が良くないのかなと疑問を持ったり、不安になったり……

日本の歴史と伝統を探求すると、かつてお正月飾りを夜に設置することは推奨されないと広く信じられていたことが明らかです。

夜は邪気や悪霊の活動を始めると信じられていました。

しかし、令和に生きている私たちの生活様式や価値観は大きく変化しており、このような伝統的な信念は次第に薄れつつあります。

そこで今回の記事では、お正月飾りを夜に飾ることに対する意義や背景、そして、現代のライフスタイルに沿った考え方について、詳しくご紹介しますね。

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お正月飾りを夜に飾るのは大丈夫なの?

お正月飾りを夜に飾ることについて、特に禁止されているということはありません。

日本の深い歴史と伝統を追求していくと、夜にお正月飾りを設置することについて、昔は推奨されていなかったという見解が主要であったことが明らかになりました。

この背後には、古代日本の宗教的信仰と日常生活の習慣が影響しています。

人々が活動する昼間を動の時間をするなら、邪気や悪霊など邪な存在が活動を始める夜は静の時間と信じられていました。

お正月飾りは、新たな年の幸運を招き入れ、家庭を守護する役割を担うものと考えられています。

したがって、夜にお正月飾りを飾るということは、その飾りに悪い影響を及ぼす可能性があるとの懸念が存在しました。

さらに正月飾りには数多くの種類があり、それぞれに独自の象徴や役割があります。

例えば「しめ縄」でしたら、歳神様を迎え入れるためのものとして、家の入り口や神棚に配置されます。
夜に「しめ縄」を飾ることは、歳神様を適切に迎え入れられないとされていました。

しかしながら、現代の生活様式や価値観の変容に伴い、このような伝統的な信念は徐々に薄まりつつあります。

都市部では、仕事や生活スケジュールの制約により、夜に正月飾りを設置する家庭も増加傾向にあります。

同時に、地方や田舎の地域では伝統的な慣習を守る家庭も多く存在しています。

結論を申し上げると、夜にお正月飾りを設置するかどうかは、家庭ごとに異なり、伝統や価値観、生活習慣に依存します。

夜に飾る場合でも、日本の伝統と歴史を尊重し、自己判断と責任をもって行動することが重要です。

一夜飾りとは?

「一夜飾り」とは、大晦日の夜に急いでお正月の飾りつけを行う習慣を指します。

この行為は急いで行われるため、きちんとした飾りつけができない可能性があるため、注意が必要です。

さらに、夜間に飾りつけを行うことについて、伝統的な意味合いや、風水的な観点からも避けるべきだという意見もあります。

そのため、一夜飾りを行う場合は、伝統や風水の理念を理解し、適切な方法で飾りつけを行うことが勧められています。

お正月飾りの一夜飾りが良くないと言われる理由

大晦日に、急いでお正月飾りを飾ること――通称「一夜飾り」と呼ばれる習慣について、巷で縁起が悪いとされる理由はいくつかあります。

以下はその主な理由の要約です。

歳神様に不誠実で失礼
新しい歳神様は31日の早朝に訪れる
一夜飾りは縁起が悪い

歳神様に不誠実で失礼

大晦日に慌しく急ごしらえの飾りをすることは、歳神様に対しての不誠実な行為であり、失礼なことと見なされます。

お正月は新しい年を迎え、一年間家庭を守ってくださる歳神様をお迎えする祭りです。

門松は歳神様を歓迎する象徴であり、我が家の玄関が歳神様のお越しを待っていることを示すしるしでもあります。

同様に、しめ飾りなどの正月飾りも歳神様を迎えるための装飾であり、家が神聖な場所であることを示すものです。

鏡餅もまた、新年の恵方から降りてくる歳神様の魂が宿る場所とされています。

お正月飾りはただの置物ではなく、歳神様を迎えるための特別な飾りと考え、年末年始の準備をすることが重要です。

豊穣をもたらしてくれる歳神様が家に降りてくださることを感謝し、おもてなしするためにも、大晦日の一夜飾りは避けるべきと考えられています。

一夜飾りは歳神様に対する誠意が足りないとみなされ、不敬に思われるからです。

とはいえ、失礼で不誠実というだけで、縁起が悪いわけではありません。やむを得ず一夜飾りになってしまう場合、心の中で歳神様にお詫びしましょう。

新しい歳神様は31日の早朝に訪れる

一説によれば、新しい歳神様は31日の早朝に訪れ、前年の歳神様は元旦の零時には帰るとされています。

大晦日の朝から訪れる歳神様は、その家庭の状況や願い事を前任の歳神様から学び、より豊かな繁栄をもたらすための引継ぎを行います。

31日に歳神様が訪れるなら、確かに一夜飾りでは十分な引継ぎは行えないでしょう。

一夜飾りは縁起が悪い

お通夜やお葬式といった悲しい出来事はある日、なんの前触れもなく訪れます。

慌しく大晦日に飾る一夜飾りは、葬儀の準備は一晩で整うところから弔事と連想されて、縁起が良くないこととされています。

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お正月飾りの基礎知識とルール

お正月飾りに関するルール

お正月飾りは、日本の伝統文化の中でも特に尊重される飾り物です。

これらの飾りは、古来の習慣、神話、そして八百万の神への敬意を表すものであり、その奥深い背後には多くの意味や歴史が込められています。

お正月飾りはどこに飾る?配置場所の重要性

飾りの配置は、縁起を担ぐ意味合いが非常に強調されています。

門松を例に挙げますと、門松は通常、家の玄関や門の左右に配置され、家の内側から見た場合、左側には男松、右側には女松を飾ることが一般的です。

これらの配置には、家族の安全や五穀豊穣を祈る意味が含まれています。

お正月飾りを設置する時期はいつから?

お正月飾りを設置する時期は、「正月事始め」と呼ばれる、12月13日以降からです。

この日は「鬼宿日」と言って、結婚式以外のことはすべて吉とされている日。
なにか新しく物事を始めるのに良い日とされていることから、お正月の準備を始める正月事始めとされていました。

これは、新年に向けた新鮮さと、八百万の神様に感謝の気持ちを表すためです。

また、飾りを撤去する時期も大切で、これによって家の中の邪気を払い、新年を清らかに迎えることができます。

全国各地や家庭ごとの違い

お正月飾りに関するルールや慣習は、地域や家庭によって微妙に異なります。

北海道や東北地方などの寒さが厳しい地域では、寒冷な冬を乗り越える力を願った特別な飾りが存在し、九州や沖縄では暖かい気候に合わせた独自の飾りが見受けられます。

また、各家庭では代々伝えられる個別の飾りつけ方法やルールが存在します。

このように、お正月飾りには深い意味合いや歴史が込められており、それぞれの飾りには独自の背景や物語が存在します。

これらの伝統を尊重し、理解することで、お正月をより特別なものと感じることができるでしょう。

お正月飾りを飾り始める時期は?

お正月飾りは、日本の伝統行事として、新年の訪れに備えて家庭で飾られます。

通常ですと、12月28日から1月7日までの期間に飾るのが一般的ですが、この期間は地域や家庭によって異なることがあります。

なぜ、12月28日からなのかと言いますと、末広がりの「八」がつく28日は縁起の良い日とされているからです。

29日は「九」で「苦」をイメージさせて縁起が悪いこと、31日の大晦日は葬儀の準備を連想させる「一夜限り」となるため、避けたほうが良いと言われています。
ですので、29日、31日以外の大安や吉日に飾りつけをしましょう。

お正月飾りの主な目的は、新年の幸運を招き入れ、邪気を祓うこと。

特に、飾り始める日や取り扱いの日には、吉日や凶日を考慮する習慣があるため、地域や家庭の慣習に従って適切な日を選ぶことが大切です。

また、お正月飾りは雑に扱わず、丁寧に飾りましょう。

師走と言う慌しい時期ではありますが、この特別な時期に、家族や愛する人たちと共に、何事もなく無事に過ごせた感謝の気持ちを込めた飾りつけを楽しむことは、新年を幸せに迎えることにも繋がりますよ。

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お正月飾りとは?

お正月飾りは、古来から続く日本の文化に根差した、新年を迎えるための特別な装飾で、大晦日の前までに設置される伝統的な要素です。

日本では、家や会社、お店だけでなく、神社にもお正月飾りが設置され、どこへ行ってもお正月の雰囲気を楽しむことができますよね。

これらの飾りは新年の始まりを祝福し、家族の幸福や繁栄を願うためのシンボルとしての役割を果たしていて、縁起を招くために松や竹などの吉祥素材が使用されます。

代表的なものには門松、しめ縄、鏡餅。

お正月飾りには松や竹、梅などの自然素材を使用したものが多く、これらは長寿や繁栄、清浄さを象徴しています。

新年の到来を告げるお正月飾りは、邪気や厄を遠ざけ、良い運気を引き寄せる力があると信じられています。

そのため、家の玄関や門、部屋の中心に配置されることが一般的で、特に門や玄関には、神様を迎え入れるための装飾が行われます。

さまざまなお正月飾りに込められた独自の意味や願いについてまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

お正月飾りにはなにがあるの?

お正月飾りは、日本の伝統的な行事において新年を祝うための特別な飾り物。それぞれの飾りには縁起に関する意味や、飾られるようになった歴史が存在します。

以下に、よく見かけるお正月飾りについて、意味などをまとめてみました。

門松

お正月には、歳神様が各家を訪れると信じられています。

門松とは、玄関や門の左右に立てられる松や竹でできた飾りで、邪気を追い払い、神様を迎え入れる意味があります。

歳神様が各家を識別しやすくするためという目的のほかに、古くからの伝統に基づいて、新年を祝う象徴として、松の飾りを立てる習慣が門松の起源となりました。

しめ縄

しめ縄は、神様の降臨したことを示す神聖な印と言われています。

これが設置されている場所は清浄な区域であるとされ、邪悪な存在や悪霊から守る一種の防御壁・魔除けとしての役割も担います。

新年に玄関や神棚にしめ縄を飾ることは、家族の安全や豊作を祈願する役割だけでなく、その家が歳神様を歓迎する特別な家であることも象徴しています。

鏡餅

鏡餅は歳神様の象徴であり、歳神様の存在を示します。

鏡餅を食べることによって、歳神様からの祝福をその身に受け、新しい一年の幸運を共有する信じられています。

餅が二段に重ねられているのは、何事もなく無事に過ごせるようにと、円満な年を迎える願いが込められているからと言われています。

干支の置物

直接的な関連性はありませんが、干支の動物は縁起が良いとされていることから、縁起をかつぐために干支の置物は作られました。

マンションやアパートに暮らしていて、門松やしめ縄など、大がかりなお正月飾りは設置できない環境でも、干支の置物ならリビングなどにも飾れるのでいいですよね。

お正月飾りが持つ歴史的な背景や、それぞれの飾りが持つ縁起の良さを知ることで、より一層、新年を迎える特別さを実感できるかと思います。

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お正月飾りの正しい取り扱い方法

お正月飾りを正しく処分するにはどうするの?

お正月飾りは日本の伝統文化に根づいた、新年を迎える際の祝福や願いを込めて飾られる神聖なものです。

しかし、新年の祝賀が過ぎると、これらの飾りを適切に処分する必要があります。

毎年 1月15日の小正月に「どんど焼き」という伝統行事が行われ、松の内まで飾っていたお正月飾りや書き初めを焼くことで、その年の無病息災や家内安全を祈願します。

どんど焼きという儀式には、年末年始の間、人間界へ降りてきた神様を天界までお見送りするほかに、お正月飾りに込められた願いやエネルギーを天に送り返す意味も込められています。

ただし、全国各地で「どんど焼き」が行われているわけではないため、各地域によっては異なる処分方法が採用されています。

ですので、まずはご自分の住んでいる地域の慣習や規則を確認して、お正月飾りを適切に処分してくださいね。

適切な処分方法を選択することで、お正月飾りに込められている願い事や感謝の気持ちを尊重し、新年の準備を整えることができます。

お正月飾りを再利用することは可能?

お正月飾りは、新年を祝うための縁起物として重要な役割を果たします。

そのため、通常は毎年、新しい正月飾りを使用することが奨励されています。

新しい年を迎えるにあたり、新鮮な気持ちでスタートするためにも、昨年度以前の飾りを再利用はせずに新しいものを取り入れることで、家の中に新たなエネルギーをもたらすと考えられているからです。

また、お正月飾りにはその年の運気や願い事を込めて配置されているため、前年の運気を持ち越すことは望ましくないとされています。

ですが、中には再利用できるお正月飾りや素材もありますので、それらについては慎重に取り扱ってくださいね。

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正月飾りを夜に飾るのは縁起が悪い!?いつまで飾るのが正解?のまとめ

新年を迎える際のお正月飾りには、さまざまな意味や役割が詰まっています。

最後に、今回の記事の要点を以下にまとめました。

お正月飾りを夜に飾ることについて、特に禁止されていることはない。
お正月飾りは新しい年の幸運を呼び込み、家を守る役割がある。
お正月飾りを夜に飾ると、飾りが邪気や悪霊を取り込むと信じられていた。
一夜飾りとは、大晦日の夜に新年を迎えるための急速な飾りつけを指す。
急いで行われる一夜飾りは、十分な時間をかけた飾りつけができないことがある。
一夜飾りは邪気の侵入リスクが高まると昔は考えられていた。
お正月飾りは、日本の伝統文化において特に重要な役割を果たす飾り品である。
飾りの向きは縁起を担ぐ意味が非常に強調されている。

縁起物にまつわる正確な知識とルールを理解しておくと、正しい方法で飾りつけや処分を行えますし、新しい年をより良くスタートできますよ。