上司に年賀状の一言コメントを贈る際、どのような言葉がふさわしいのか、考えることがありませんか?
当然のことながら、失礼な言葉は絶対に避けたいですし、なにか気の利いたメッセージを書きたいと思うでしょう。
そこで今回の記事では、年賀状の一言コメントで上司に贈るメッセージの書き方以外に、具体的な文例をご紹介します。
そのまま使用しても良いですし、いくつかの文例から文章を抜き出して組み合わせたり、文例からイメージして自分オリジナルの言葉を考えても良いと思います。
ぜひ、上司宛ての年賀状作りに役立ててくださいね。
年賀状の一言コメントを上司に贈る際のポイント5つ
上司に宛てる年賀状の一言コメントには、以下に挙げる5つのポイントがあります。
忌み言葉は避ける
修正液や修正テープは使用しない
句読点は控える
ボールペンは使用しない
手書きで書く
上記に書いた理由を詳しく説明していきますね。
忌み言葉を避ける
年賀状は縁起を担ぐものであるため、忌み言葉を使用するのは避けましょう。
忌み言葉とは、新年を迎えたばかりのお祝い事には相応しくない言葉を指します。縁起の悪い言葉とされており、避けたほうが良いと一般的に言われています。
例えば、「去年」の「去」は忌み言葉です。
忌み言葉の「去年」を避ける代わりに「昨年」や「旧年」を使用しましょう。
何気なく使ってしまう言葉ですので、ご注意くださいね。
【忌み言葉一覧】
引用元:挨拶状ドットコム年賀状
死、血、無(梨も含む)、摩、魔、切、去(猿も含む)、終、割、悪、戻、朽、壊、敗、破、崩、別、離、戻、帰、飽、滅、苦、往、逝、痛、冷、散、悲、流、重、浅、薄、嫌、疎、褪、倒、消、詰、負、失、寂、弱、枯、閉、倒、病、衰、折
忌み言葉の中には、上記のような言葉もありますので、ご確認ください。
修正液や修正テープは使用しない
年賀状に修正液を使用するのはおすすめしません。
書き損じてしまっても、修正液や修正テープを使用するのはやめておきましょう。
年賀ハガキの色と修正液やテープの色は合っていません。
たとえ親しい間柄であっても書き損じた年賀状は失礼にあたるため、上司へ贈る年賀状を修正することがいかに失礼なことか、ご理解いただけるかと思います。
上司へ贈る年賀状だからこそ、丁寧に心を込めて書きましょう。
書き損じてしまったら、郵便局で手数料を払うと交換してもらえますよ。
句読点は控える
年賀状の一言コメントでは句読点を使用しないようにしましょう。句点や読点は句切りを示すため、上司に贈る年賀状には不向きです。
とはいえ、年賀状に句読点が書かれていたことに対し、マナー違反だと注意されることはないと思いますが、できるだけ改行やスペースを使って文章を書くほうが社会人としてのマナーがあるなと思われて好印象ですよ。
ボールペンは使用しない
句読点と同様、ボールペンで書いたからと言って礼儀がなっていないと言われる可能性は低いと思いますが、できるだけ筆ペンやサインペンを使用したほうが無難です。
ボールペンはペン先が細く、インクが不明瞭になることもあります。
お祝い事では文字は濃くて太いほうが良いとされているので、年賀状を書いている最中にインクがかすれたり、切れることがないように、新しいペンを用意してくださいね。
手書きで書く
年賀状の一言コメントは手書きで書くことをおすすめします。手書きの温かみが伝わり、個性が表れます。
慣れない筆ペンやサインペンでは上手に書けなかったり、そもそも手書きの文字に自信がなかったとしても、丁寧に書けばあなたの思いは上司にもきっと伝わりますよ。
年賀状の余白部分はそれほど広くはありません。書ける一言コメントの文字数は多くないため、丁寧にゆっくり書いていけば大丈夫ですよ。
年賀状の一言コメントで上司に贈るメッセージの内容
年賀状の一言コメントの内容は、以下の3点です。
感謝の言葉
健康を気遣う言葉
ご指導をお願いする言葉
それぞれの項目について、詳しくご説明しますね。
感謝の言葉
上司への年賀状に書き添えるメッセージには、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。
意外と自分では気づいていないところで、上司のサポートやフォローを受けていることもありますので、感謝の気持ちを伝えることは重要です。
仕事中はなにかと忙しく、改まってお礼を言う機会はないかもしれません。
そもそも、上司のサポートに気づいていないことも考えられますので、普段からお世話になっているお礼の言葉と感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
部下のサポートやフォローは上司の仕事だったとしても、年賀状のメッセージで気持ちを伝えることができたら、上司にきっと喜んでもらえますよ。
健康を気遣う言葉
上司の健康を気遣う言葉を盛り込みましょう。
日頃から職場で顔を合わせている相手ではありますが、なにかと慌しい師走の忙しさで、疲れが残っているかもしれません。
新しい年が明けても、厳しい寒さはまだまだ続きますので、風邪をひかないようにと願う気持ちと、年末年始の休みで身体を労わってほしいことを表現しましょう。
ご指導をお願いする言葉
今年も昨年と変わらず、上司からのご指導をいただけるようにお願いしましょう。
また、感謝の気持ちを伝える項目と重複してしまいますが、指導をお願いすると同時に、上司からのサポートやフォローへの感謝の言葉も添えておくと良いですよ。
年賀状の一言コメント!上司に贈るメッセージ文例8つ
以下は、年賀状の一言コメントで上司に贈るメッセージの文例です。
- 旧年中は大変お世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
- 昨年は一緒に〇〇のプロジェクトを進め、多くのことを学びました。〇〇さんのご指導に感謝しております。本年も変わらぬご指導をお願い申し上げます。
- 昨年は温かくご指導いただき、本当にありがとうございました。感謝の気持ちを込めて。本年もよろしくお願い申し上げます。
- 昨年は貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。ご指導がなければ成長はできませんでした。感謝の意を込めて。本年も期待に応えるよう努力します。
- 昨年は厳しい指導を受けたおかげで、自分が成長できたことを実感しております。本年もご指導を賜りますようお願い申し上げます。
- 昨年は多くのことを学び、成長できたことに感謝しております。本年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- 昨年は公私にわたり親身にご指導いただき、誠にありがとうございました。本年も従業員一丸となって努力し、貴社のお役に立てるよう尽力いたします。
- 昨年は一緒に仕事を進め、〇〇さんから多くのことを学びました。期待に応えられるよう今後も努力してまいります。本当にありがとうございました。健康を大切に、幸せな年でありますようお祈り申し上げます。
年賀状の一言コメント 上司へ贈るメッセージ例文8つまとめ
今回の記事では、職場の上司へ贈る年賀状の一言コメントをご紹介しました。
上司に贈る年賀状のメッセージは、堅苦しいビジネス文書のようなありきたりの定型文になってしまいがち。
お世話になったお礼を添えるにしても、プロジェクト名や指導していただいた内容など、具体的であればあるほど、あなたの気持ちが伝わって喜んでもらえるはずです。
今回ご紹介した文例を参考に、堅苦しい定型文にならないような自分だけのオリジナルのメッセージを書いてみてくださいね。