後で冷静になったときに考えてみると、取るに足らない言葉だったりするのですが、その言葉を聞いた瞬間、なぜか『カチン!』と来たことってありませんか?
いわゆる、地雷を踏み抜かれた状態。
失言した相手に『その言葉、どういう意味よ!』と、噛みつくことができればストレスも溜まりませんが、相手が上司や舅姑、ご近所さんだったら。
そして、失言したことにも気づいてなかったら。
口から出そうになった言葉を、グッと飲み込むしかありません。
そこで今回、イラッとする言葉をかけられ、思わずカチンと来たとき、無理なく気持ちを切り替えられる方法をシェアします。
まずは深呼吸しよう
気持ちに余裕がないときほど、カチンと来る一言を言った相手に、脊髄反射で言い返してしまいがち。
ガツンと言い返して、相手を凹ませてやりたい気持ちをグッと堪えながら、ゆっくり息を整えましょう。
このとき心の中は、怒りで煮え滾っていても構いません。
深呼吸を繰り返すことで、感情的になることを抑えることができます。
その理由は、怒りのピークは6秒と言われているから。
もちろん個人差はあると思いますが、この数秒をどうにか堪えることができれば、あとは自分で好きな感情を選ぶことができるのです。
やっぱり、どんなに失礼なことを言われたり、自分にとっての地雷に当たることを相手に言われたとしても、怒りに任せて言い返すのは、後の面倒事に繋がりかねません。
『一呼吸おく』
ほんの数秒でも感情を抑えることができれば、冷静に言葉を選ぶことができますよ。
鈍感力で全力スルー
失礼なことを言われたり、その言葉のチョイスはどうなのかな?と思うことはあっても、その場にいた人に後から言われるまで気づかなかったり、指摘するまでもないかとスルーしがちなわたし。
人間ができているわけではないのですが、結果的に流していることが多いです。
失言と見せかけた悪意も、口を滑らせた失言も、真面目に受け止めないこと。
ただ、あまりにも流し過ぎると、他人に興味がないと思われてしまう可能性があるので、その部分だけはデメリットとも言えるかもしれません。
カチンと来ても自分の好きな自分でいたい
失礼な言動や、地雷を踏むような発言に対して、基本的には聞き流すのが一番。
けれど、どんなに相手には悪気がないとわかっていても、心に余裕がないときは、大人の対応はできません。
そんなときは無理をせず、チクッと毒を吐くのも効果的です。
『なにも言い返してこないから言う』という、面倒なタイプも中にはいるからです。
いつでも大人の対応でスルーしていると、相手は無自覚に地雷を踏み続けますし、あなた自身も気づかないまま、ストレスを溜め続けてしまうかも。
どうしても今の発言はスルーできない!というときは、どんな自分が好きかを考えるのもオススメです。
イライラを撒き散らして、周囲から腫れ物に触れるように対応される自分が好きなのか?
それとも、いつも笑顔で大抵のことは大人の対応でスルーできる、器の大きい自分が好きなのか?
わたしはそれを考えたとき、多少の失言には目を瞑れるほど器が大きく、いつでも笑顔で対応できる自分のほうが、感情的な自分より好きだなと思いました。
さいごに
今回の記事は、わたしの実体験から身についたことをシェアさせていただきました。
つい最近、入社したばかりの新人スタッフさんに、カチンというか、イラッとすることを言われてしまいまして……
相手はわたしよりだいぶ年下だし、大人の対応で受け流そうと思ったものの、忙しい状況だったので、なかなか気持ちの切り替えができなかったんですよね。
でも、どんな自分だと、わたしはわたしを好きと言えるか?
そう考えたとき、わたし自身の努力ではどうにもできないこと(年齢、容姿、育った家庭環境など)を悪し様に言われない限りは、大らかな気持ちで対応できる自分が好きだと、思ったのです。
この考え方は、忙しいときにも使えます。
仕事が立て込んでイライラしたとき、『いつも笑顔で、ご機嫌なわたしのほうが好き』と思うと、眉間のクレバスみたいなシワもなくなっちゃいます。
慣れないうちはイライラに引き摺られると思いますが、ただの癖なので、まずは深呼吸をして、ゆっくり気持ちを落ち着けてみてください。
ずっとイライラし続ける自分か、それともご機嫌な自分のどちらか選んでみましょう!