一玉で買ったほうがお得なキャベツ。
でも、一人暮らしですと、どうしても最後まで使い切ることができなくて、結局はダメにしちゃうことってありませんか?
使い切れるサイズを買うという方もいると思いますが、小さくカットされたキャベツは、まるまる一玉より傷みが早いですよね。
買った当日に使えばいいだけの話ですけど、ほんの2~3日ほど冷蔵庫に入れていただけなのに、カットされた断面が黒くなっていたり……
『結局のところ、どっちがお得なの!?』
そんな悩みがあるあなたに、キャベツ丸ごと一玉を長持ちさせる方法をお教えします!
とっても簡単なので、ぜひお試しください。
この方法を試せば、キャベツを腐らせることなく、最後まで使い切ることができますよ。
キャベツの芯に十文字を刻む
ご覧ください、このキャベツ!
こーんな大きなキャベツが、近所のスーパーで 108 円!
お買い得ですよね~。
なので、ついつい手が伸びてしまいました。
約 20 センチほどの大きなキャベツですが、最後まで使い切れるの?と思いました?
きちんと保存しておけば、傷むことなく使い切れるんです!
さっそく、キャベツを長持ちさせる方法を、画像でご説明しますね。
まずはキャベツを引っくり返し、芯の部分に包丁で十字の切れ目を入れます。
このとき、できるだけ深めに包丁を入れましょう。
芯が硬い場合があるので、怪我には十分、気をつけてくださいね。
続いて、十字の切れ込みを囲うように、正方形に切れ目を入れます。
ここでもできるだけ深く、切れ込みを入れましょう。
正方形に切れ目を入れたところに包丁を差し込み、軽く持ち上げます。
そうすると、三角形の芯がポロッと取れるはず。
最初に深く切れ込みを入れておくと、深い部分まで芯をくり抜くことができますよ。
こうして芯をくり抜いておけば、キャベツは傷みにくくなるのです。
また、水で濡らしたキッチンペーパーをくり抜いた中に詰め、芯を下側に向けて冷蔵庫に入れておくと、より新鮮な状態で保存することも可能です。
ただし、水で濡らしたキッチンペーパーは、毎日取り替えましょう。
カビが生えてきちゃいますよ!
くり抜いた芯の残骸……
エコを考えるなら、この芯もなにかに使い回せばいいんでしょうけど、わたしはいつも、捨てています。
キャベツの芯を美味しく食べる方法があれば、教えてください。
なぜ、キャベツの芯をくり抜くの?
野菜には、収穫後も成長し続けようとする力があります。
これを『成長点』と言って、キャベツの場合、芯(茎)の先端に存在しています。
葉物野菜(キャベツ、白菜、レタスなど)は、成長点を持ったまま収穫されるので、どんどん鮮度が落ち、萎れてしまうのです。
たとえ新聞紙で厳重に包み、冷蔵庫に保存していても萎れてしまうのは、成長点が蓄えているエネルギーを消費しているから。
葉物野菜を少しでも長持ちさせたいなら、その成長点を破壊するのが先決!
そのために、爪楊枝で芯を刺したり、包丁で芯をくり抜くといった方法があるのです。
さいごに
キャベツ丸ごと一玉を長持ちさせるには、芯をくり抜くだけ。
くり抜いた芯の中に、水で濡らしたキッチンペーパーを詰めて、芯を下に向けて冷蔵庫に置くと、より鮮度は長持ちします。
注意点として、濡らしたキッチンペーパーは、こまめに交換しましょう!
せっかく鮮度を長引かせても、カビが生えたら食べられません。
そして、食べるときは一枚ずつ剥がしてから。
カットしてしまうと、断面から黒くなってしまうためです。
キャベツの芯を最初にくり抜くことで、なにもしないときより長持ちしますが、それでもできるだけ早く食べ切るようにしましょう。