訪問先の玄関で靴を脱いだ時、マナーとして正しいのは、つま先を外側に向けた状態で、下座に置くことです。
玄関にも上座や下座があるの?と、疑問に思われた方もいますよね?
部屋と同じように、玄関にも上座と下座があるんです。
今回の記事では、訪問先で靴を脱いだ時の正しい置き方や、玄関の上座と下座を見分ける方法、失礼のない靴の脱ぎ方や履き方についても併せてご紹介しますね。
ぜひ、参考にしてみてください。
訪問先の玄関で脱いだ靴を置く下座は靴箱でわかる!
前書きに書いたことと重複しますが、訪問先で脱いだ靴は、玄関の下座につま先を外側に向け、揃えて置くのが正しい置き方となります。
玄関の上座と下座を、簡単に見分ける方法が靴箱。
上座の見分け方
玄関の真ん中や、出迎えてくれた人がいる方向も、上座と判断することができます。
靴箱の上に棚が設置されていたり、写真立てや花瓶、絵画が飾られていたら、そちら側が上座と覚えておくと良いですよ。
下座の見分け方
訪問先の玄関の中央は上座なので、ご注意ください!
賃貸アパートやマンションの中には、最初から備えつけられてなかったり、スペース上の関係で靴箱を置いていない場合も。
その時は玄関のドアから一番近い壁側に置くのが正解です。
注意点としては、たとえドアから近い場所でも、玄関の中央は上座なので、靴を置く時は気をつけてくださいね。
靴の脱ぎ方と履き方でマナーの「ある・なし」がバレる?
よそのお家へお邪魔する時、靴の置き場所で悩むと思いますが、靴の脱ぎ方や履き方にも頭を悩ませることはありませんか?
上司の家や義理の実家など、自分の些細な行動で常識を疑われるかもしれないと思うと、失礼なことをしていないかと不安になりますよね。
靴の脱ぎ方と履き方についても、併せてご紹介します。
失礼のない靴の脱ぎ方
訪問先で靴を脱ぐ時の作法は、
あまり難しいことは考えず、「相手にお尻を向けない」と覚えておけばOK!
それと、玄関の土間、三和土(たたき)で靴を脱いじゃう人が中にはいるみたいですが、正しいマナーとは言えませんし、訪問先で嫌がられるかも……
土間・三和土(たたき)イコール外。
汚れた靴下で部屋の中に入られたくないと思う家主もいるので、無意識にやっていたら、今すぐにやめましょうね。
相手にお尻を向けて靴を脱ぐより、非常識な人って思われちゃいますよ!
正しい靴の履き方
靴を履く時、背中やお尻を向けてはいけないという訪問時のマナーは適用されませんが、できればお尻は向けないほうが、所作としてはキレイです。
なので、靴を履きやすいように置き直す時は、片膝をついて相手にお尻を向けないように意識すると良いですよ。
家でやってしまいがちな、指で隙間を作りながら靴を履く動作ですが、訪問先でやるには見栄えが良いとは言えません。
ポケットに入るサイズの小さい靴ベラは、靴屋さんのほかに100円ショップでも売っているので、外出用に用意しておくのがオススメですよ。
訪問先の玄関で脱いだ靴の正しい置き方まとめ
訪問先の玄関で靴を脱いだ時、下座に置くのが正しい作法です。
玄関の上座と下座の見分け方は、靴箱がある場合と、ない場合とで変わってきますので、以下にまとめてみました。
靴箱がある玄関の場合、
- 絵画や花瓶、小物が飾られている靴箱は上座
- 物を飾るスペースがなく、靴箱として使われている場合は下座
靴箱のない玄関の場合、
- 玄関の真ん中、もしくはドアから一番遠い場所が上座
- 玄関のドアから近い場所が下座
出迎えてくれた家主さんのいる方向が上座と覚えておくと、靴箱がない玄関で脱いだ靴を置く場所に悩まないかと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!