お祝いの席のご馳走と聞いて、ふと思い浮かぶのは、
ちらし寿司という方は多いのではないでしょうか?
酢飯の上に、色とりどりの具材を乗せて盛りつければ、
とっても華やかでごちそう感が増しますよね。
だけど、ちらし寿司ってお祝い事の時に出される
メニューなので、いざ作るとなると大量に作って
しまい、食べきれずに残ってしまう。
そんなことはないですか?
残ったちらし寿司をラップして、冷蔵庫に保存しても、
次の日になったら固くなってしまった――
そういう残念な体験、多いと思います。
せっかくのちらし寿司、翌日もおいしく食べたいですよね?
では、残ったちらし寿司の保存方法をご紹介していきましょう。
ちらし寿司が残ったら、酢飯が固くならない保存法
ちらし寿司の保存期間は、およそ1~2日。
酢飯にはお酢が入っているため、雑菌の増殖を抑えられます。
1~2日は保存できますが、上に乗せる具材が生ものであれば、
翌日中には食べてしまいたいものです。
では、どうやって残ったちらし寿司を保存すればよいのでしょうか?
ちらし寿司とは言っても、各家庭ごとに、混ぜ合わせたり、
上に乗せて飾る具材は違うと思います。
地域によっても違うのですが、我が家の場合ですと、煮て味を
しみ込ませた具材を酢飯に混ぜる昔ながらのちらし寿司。
母が、よく作ってくれていました。
こちらの混ぜ込みタイプのちらし寿司ですと、生ものは一切
入っていませんので、季節にもよりますが、室温が10度以下
なら常温で保存ができます。
寿司桶があれば、濡れたキッチンペーパーをちらし寿司の
上に乗せ、さらにラップをしておくと、酢飯が固くならず
翌日もおいしくいただけますよ。
寿司桶がなければ、ラップでしっかりと包み、日の当たらない
冷暗所で保存するとよいでしょう。
次に、生ものが入っているちらし寿司。
お刺身やエビなどが上に乗っているだけなら、具材のみを
取りわけて冷蔵庫に入れましょう。
もしも酢飯と具材が完全に混ぜ合わさっていて、取り分け
自体ができない状態なら、ラップをしたあとに新聞紙で包み、
野菜室で保存してください。
新聞紙が適度に湿度を保ってくれるので、酢飯が
固くなりづらいです。
固くなったちらし寿司も○○すればおいしく完食!
ここまで、ちらし寿司が固くならない保存方法を
お話してきましたが、もしも固くなってしまった
場合のリメイク術もご紹介しましょう!
ちらし寿司のおいなりさん
少々固くなったちらし寿司も、おダシを含んだおあげさんで
包めばしっとりしておいしいですよ。
ちらし寿司チャーハン
そのままフライパンで炒めて、鶏ガラスープの素やキムチの素で
味つけすれば、おいしいチャーハンのでき上がり。
ちらし寿司オムライス
ちらし寿司にケチャップを混ぜ、ケチャップライスにして
しまいましょう。
それを玉子で包めば、オムライスになりますよ。
そのほかにも、蒸して蒸し寿司にしてみたり、土鍋で煮込んで
雑炊にしてみたりと、意外や意外、ちらし寿司にはさまざまな
アレンジレシピがあるんです!
最後に
お祝いの席で、食卓に上がることの多い、ちらし寿司。
少なく作るよりは、たくさん作った方がお腹いっぱい食べられますし、
おいしさが増す気がするんですよね。
もちろん、残ってしまったちらし寿司を、翌日に持ち越しても
作りたてと同じように、おいしく食べたいものです。
ですので、残ってしまったちらし寿司は、できるだけ早めに、的確な
方法で保存するのをお勧めします。
今回の記事で紹介した方法を、ぜひ参考にしてみてくださいね!