寿司桶。
最近では、一般家庭で使っている人が少ないと、なにかの
ニュースで耳にしました。
が、やはり寿司作りには、もってこいのアイテムなんですよね。
酢の調整をしてくれる
冷めた酢飯も寿司桶でしばらく保存できる
いろいろなメリットがあります。
なぜかと言いますと、寿司桶は木で
できているからなんです!
木は寿司酢の水分を吸収し、放出する。
自動で水分の調整をしてくれるおかけで、
おいしい寿司飯ができるんですね。
しかし、その木が持つ特性によって、寿司桶の手入れが
大変という声も聞かれます。
中でも一番多いのがカビ。
お手入れが上手にできないと、寿司桶にカビが
生えてしまうんです!
では、このカビ対策をどうしていけばよいのでしょう。
寿司桶の手入れは難しい? どうすればカビを防げる?
まず、カビの生える原因を知りましょう。
寿司桶に生えるカビの原因のひとつは「糖分」と
言われています。
ご飯や寿司飯のお米に含まれる糖分がカビを発生させてしまうので、
まずはご飯を長く放置するのはやめましょう。
寿司桶を使う前に、桶の内側を濡れたふきんなどで軽く拭くなどして
湿らせてから使用した方が良いとも言われます。
そのほうがご飯のこびりつきを防げるからです。
さらには、寿司桶に匂い移りや、黒ずみなどを
防ぐことができるのです。
次に、ご飯を取り終えた寿司桶に、水を長時間つけて
おくのはやめましょう。
カビや腐食などの原因になってしまいます。
それでは洗い方ですが、寿司桶はしっかり
水やお湯で洗います。
洗う時に洗剤を使う場合は、台所用の中性洗剤が良いです。
たわしを使うのも効果的です。
しっかりと洗い流したら、乾いたふきんで水分を
拭き取るのがとても大事。
水分が残った状態で収納するのは、カビを発生させてしまう
原因になるので絶対にやめてくださいね。
ふきんで拭きとった寿司桶は、陰干しで干すのが好ましいです。
直射日光で一気に乾かしてしまったり、長時間放置していたりすると
変形や割れに繋がるので、風通しの良い日陰でしっかり乾かしましょう。
カビの生えやすい桶の内側の隅は、ドライヤーを離して
乾かすのも有効です。
ですが桶の薄いものは、割れやすいので気をつけましょうね。
乾かし終わった後は、ホコリがかからないように風呂敷に包んだり、
段ボールに入れて保管しておくのが良いです。
通気性が重要ですので、ビニールで包んで保管するのは
止めたほうがいいですよ。
寿司桶のカビはハイターで撃退!
すでに寿司桶にできてしまったカビ。
取る方法はあるのでしょうか?
米のとぎ汁に一晩浸けてから、たわしでしっかり
こすり落とすと落ちると言います。
しかしそれだけでは不安……と、思われる方も多いはず。
そんな時はハイターを使用しましょう。
注意すべき点は、しっかり表記された通りに使うこと。
それから、すすぎは充分にしっかりとしましょう。
あとは、タガが金属でしたらハイターで錆びる可能性もあるので、
その点も注意が必要です。
最後に
昔から日本の食生活の中で、ずっと使われている寿司桶は、
良いものだからこそ、現代の日本でも使われているんだと
思います。
しっかりと、正しい使い方をすれば長く使える、良いもの。
大事に、長く使っていきたいものですね。