彼女と付き合いはじめて、
1年が経ったときのことです。
普段も、何気なく
結婚の話なんかをするようになってきたので、
「そろそろ、プロポーズしよう!」
と、意気込んでいたのですが…。
そのタイミングで、なんと
彼女の、お祖母さんが亡くなってしまったのです。
その時、ふと思ったんです。
「こういうタイミングでプロポーズするのって、
果たして、世間的にはいかがなものなのだろうか?」
意気込みの強さの分、大変悩みました。
そして調べまくりました…!
おそらく、あの時の自分のように
悩んでいる人、いるのではないですか?
今回は、その時に自分が知った情報を
話していきます!
彼女が喪中にプロポーズするのは非常識?
結論から言うと
喪中の期間にプロポーズすることは、
社会的に絶対的タブーというわけではありません。
けれど、最低限、おさえておいたほうが
いいことがあります。
そもそも喪中とは、近親者が亡くなってから
その死を悼み、哀しみ、慎んだ生活を
しなくてはいけない期間を言います。
亡くなった人が何親等なのか?
つまり、どれくらいの距離関係の、
血縁なのかによって、喪中の期間は
変わってくるとされていました。
しかし、
100年以上前に決められた、その期間が
最近は現代に適合した期間に修正されました。
今では、喪中の期間を
父母、子や配偶者など近い親等で
だいたい一年間とするのが
一般的になっています。
喪中と、もうひとつ
忌中というものがあります。
忌中の考えは、
「死」は穢れ(けがれ)である、というもので、
その穢れがついている期間のことです。
お祝い事や外出を避ける期間とされています。
忌日もまた古人との続柄によって
その日数は変わってきますが、
喪中と同様に修正され、
だいたい四十九日までとされました。
忌日のときに、
やってはいけないことがいくつかあります。
まずは、神社の参拝。
これは神社の神様が、
死の穢れを嫌うからです。
次に、神棚を開けることもNGです。
基本的には忌日のみ
開けてはいけないとされていますが、
どうしても気になる人は、喪中も閉めます。
また、結婚式を挙げたり参列すること、
七五三や新年を祝ったり、お祭りに参加することも
忌日には、避けるべきこととされています。
忌日があけた、喪中は
年賀状や新年を祝う行為、
結婚式を挙げること以外は
基本的に、タブーとされることはなくなります。
そう、結婚式を挙げることは、忌中・喪中ともに
ご法度とされていることです。
例外として、
結婚式を計画していた最中に訃報が入った場合、
式を延期するのが難しいという理由から、
予定通り式を挙げることも中にはあります。
しかし、たとえ延期が難しい事情があっても、
相手の親戚も あまりいい気分にはならないでしょう。
もし延期できるなら、延期するほうがいいです。
また
こういった、結婚や家族に関しての考え方というのは
育った環境や家庭、特に両親の考え方が大きく影響されて
受け継いでいることがとても多いです。
もし彼女の両親とあなたの仲がいい場合、
彼女にプロポーズする前に、直接彼女の両親に
相談するのもありですね。
ただし
亡くなってすぐの時期は、
避けてあげたほうがいいでしょう。
おそらく、その時期は
彼女自身の気持ちの整理も
つきづらい時期かと思います。
その時期にプロポーズすることが、
マナー違反というわけではないのですが、
彼女の精神状態を一番に想いやってあげることが
なによりも大切なことですよ。
喪中期間の祝い事は避けたほうが良いの?
プロポーズが基本的に
社会的マナーに反するわけではないと
上のほうでもお話しました。
喪中の「祝い事」の日は
どうすごすべきなのでしょうか?
できるオトナの一般常識として
必ず頭に入れておきましょう!
新年のお祝い
喪中にお正月を迎えたことがある方は
多いと思います。
さきほどもチラッと話しましたが、
正月飾りを飾ったり、鏡餅など
新年をお祝いするものは
控えるようにしてください。
お年玉や、おせち料理も
本来であれば、控えるところではありますが、
子どもにとっては、お正月のお年玉や、
おせち料理がないのはとっても味気ないですよね。
そういうところからなのか、
お年玉と、おせち料理は
状況を見て控えるという考えが
主流になっています。
もしくは、お子さんにお年玉を渡すとき、
お年玉ということではなく、
おもちゃ代とか、おこづかいというように、
名目を変えて渡してみてはいかがでしょうか?
結婚式
先ほど、
喪中に結婚式を挙げるのは
挙式を計画している最中に訃報が入り、
延期が難しい場合のみは 控えたほうがいいと
お話しました。
では、参列はどうなのでしょう?
一般的に、喪中の結婚式への参列は
控えたほうがいいこととされていましたが、
昨今では、忌日のみ控える人が多いです。
また、忌日・喪中であることを
敢えて伝える必要はありませんので、
ご注意くださいね。
クリスマスなどの季節のイベント
1年の中には、
クリスマスやバレンタイン、父の日や母の日、
節分や子どもの日、ひな祭りなど、
季節のイベントがたくさんあります。
これら季節の行事はどうでしょう?
こちらは喪中だからと言って、
控える必要はないとされています。
ただ、不謹慎だからやめたほうが無難だという
考え方もあります。
パーティやこういったことを
喪中にするかどうか考える場合も、
周りの気持ちを大事に、
行動するようにしましょう。
入学・卒業
こちらは、派手にならない程度に
お祝いするというのが一般的です。
ただ、こちらはあまりナーバスに
考えることはないかもしれません。
亡くなられた方も
入学・卒業の晴れ姿
きっと、喜んでらっしゃることでしょう。
このように、喪中の時のお祝い事について
一般的には、考えられています。
ちなみにお祝い事ではないのですが、
忌日の旅行は避ける人が多いです。
マナー違反だったり、決してタブーではないのですが、
お友達を誘ったりするときがあるでしょうから、
頭に入れておいたほうがいいです。
また、あなた自身が忌中や喪中で、
お祝い事に出席する精神状態ではない場合が
あると思います。
そういう場合は無理をせず、
しっかりと相手に事情を説明すれば、
欠席しても決して失礼にあたることはありません。
周囲の人も、
必ず理解してくれるでしょうから、
どうか、無理のないようにしてくださいね。
喪中の入籍も延期するべき?
喪中に入籍するのは、
可能ならば避けることという考えが
一般的だと思います。
ただ、入籍はあくまで、書面の手続き。
こちらも「控える」に留まります。
絶対的タブーとされていることでは、
まったくありません。
逆に、喪中だからと言って
ズルズルと先に延ばされるほうが
嫌だと思う場合もあるでしょう。
彼女のご両親や、彼女自身の意向もあるので
しっかり相談して決めるのが一番ですよ。
まとめ
喪中というのは
大変デリケートな期間ですよね。
こういったことは、
育ってきた環境や家庭などによって、
大きく考え方が違います。
相手の気持ちを尊重することが
喪中のプロポーズの際も
一番大事なんです!
この記事を参考にして
彼女との、幸せな未来に
直進してくださいませ!