美容にも健康にも嬉しい栄養素が、たっぷり含まれていると評判のアボカド。
ウィキペディアによると、アボカドはクスノキ科ワニナシ属の常緑高木に分類される果物です。
果物とはいっても、甘くはなく、酸味もありません。
その特徴から、デザートからおかずまで、いろいろな料理に使われている食材のため、アボカドが大好きという女性も多いのではないでしょうか?
ところが、せっかくアボカドを買ってきたのに、いざ食べようと思ったら、
「熟していると思ったのに、なんだか固い!」
なんてこと、ありませんか?
柔らかくなるまで寝かせておくにしても、皮を剥いてしまった後となっては、難しい……
はずれアボカドを買ってしまったとき、おいしく食べられる方法はないか、調べてみました。
固い?青臭い?アボカドの熟成具合は見極めが難しい
アボカドは、酸味も甘味もなくて、果物というイメージで食べると、ちょっと違うと感じる人も
いるかもしれません。
多少、青臭さは感じられるかもしれませんが、独特の粘り気があって、このねっとりとした食感と
柔らかでまろやかな味わいが、「森のバター」と言われるアボカドのおいしさです。
そしてアボカドは、熟成していないと、このおいしい状態になりません。
しかしながら、アボカドの熟成具合を見極めるのは、素人にはとっても難しいことなのです。
スーパーで売っているアボカドは、緑から緑がかった茶色、ちょっぴり黒っぽいものまでいろいろですが、手で触ってみると、固くてまだ若い状態のものが多いですよね。
なかなか、スーパーで程よく熟成したアボカドを見つけて買うというのは難しいでしょう。
そこで、まだ若く、触り心地が固いくらいのアボカドを買って帰り、家で追熟させるのがオススメです。
ここで、冷蔵庫に入れるのは、ちょっと待って!
アボカドの追熟は、14~24度が適しているため、冷蔵庫に入れてしまうと追熟できません。
保存する目的がない限り、室温で寝かせましょう。
軽く握ったときに、少し弾力を感じるくらいが、ちょうどいい食べ頃です。
アボカドを追熟する、リンゴやバナナ、トマトなど、エチレンガスを放出する果物と一緒に紙袋に入れておくと、より早く熟成できますよ。
これで完食! 若いアボカドのおいしい食べ方
まだ熟していない若いアボカドを買ってしまったけれど、今すぐ、どうしても料理に使いたいという
こともありますよね。
また、もう大丈夫かと思って切ってみたら、まだ熟していなかったということもあります。
こんなとき、いい方法がありました。
即席で、熟したような食感に近づけることができるんです!
その方法とは――
①まだ固いアボカドを切って、ラップで包みます。
②このとき、蒸し状態にしたいので、水に浸したキッチンペーパーでアボカドをくるみ、その上からラップをかけると、なおいいです。
③そして、レンジで1分加熱します(600ワット)。
この方法で、まだ固かったアボカドが柔らかくなり、食感よくおいしく食べられるようになりますよ。
もし、上記の方法でもまだ固いようなら、今度は10秒、20秒と、様子を見ながら加熱していきましょう。
レンジで加熱する以外で、おいしく完食する方法もありますので、ぜひ、お試しください。
①熟していないアボカドの固さを利用して、一口大にカットします。
②一口大のアボカドに、お肉やエビなどの魚介類と合わせて、天ぷらやフライの具材にすると、加熱で柔らかくなります。
はずれアボカドをおいしい食べ方まとめ
せっかく買ってきたのに、青臭くて、まずいと思ってしまった、まだ固いアボカド。
なんとかおいしくいただけないものかと、良い方法を探ってみました。
青臭くて固いアボカドは、成熟していない状態です。
ちょっと手間はかかりますが、追熟させることでおいしく食べられますよ。
自宅で追熟させるときには、室内の温度に気をつけて、14~24度の適温になるように工夫しましょう。
また、エチレンガスを放出する、リンゴやバナナ、トマトと一緒にしておくと、より早く熟成することが可能です。
気づかずに固いアボカドを切ってしまったり、どうしても買ってきた当日中に料理で使いたいときは、レンジで加熱すると、熟成したものに近づけた、柔らかい食感を楽しむことができます。
熟成が追いついていない、若いアボカドの固さを利用して、天ぷらやフライ物にするのもオススメですよ。
それでは最後に。
切ってみたら、茶褐色や黒色の筋や点々がたくさんある、はずれアボカドに当たってしまったという場合の食べ方も、ご紹介します。
ズバリ、潰しましょう!
このとき、目の細かいザルなどを使って裏ごしすると、筋が分けられるので、滑らかな食感を味わえます。
裏ごししたアボカドのペーストに、少量のマヨネーズとお好みで塩、こしょうで下味をつけると、サラダ用のディップになります。
ほかにも、ポテトサラダに混ぜ込むのもおいしいですよ。
ぜひ、試してみてくださいね。