近頃、テレビ番組などでサプライズでプロポーズを
申し込んでいる映像を放送していたり、SNS上でも
そういった投稿を見かけることがあります。
とってもド派手な演出だったり、ものすごい人数を
動員したりと、いろいろなサプライズが観られて、
とても楽しいものです。
しかし、気になるのはこの後。
あれだけ大掛かりなサプライズ演出をされた側の
人たちの反応はいかなるものか?
大喜びを見せるのか、大泣きで感動するのか、
ド派手な演出に見合うくらいの反応を期待
しちゃいますよね。
その気持ちに反して、ノーリアクションとか、
たまにあるんです。
そうなると、その場がしらけたりして、
お祝いムードが一転、重い空気が流れたり……
まったくの無関係のわたしが見ても、なんだか
いたたまれない気持ちになります。
あなたはサプライズ演出、好きですか?
まるで脅迫?サプライズでうまく喜べない人の本音
人は誰でも、好意を持っている人や家族、友達を
喜ばせたい!という気持ちを、大なり小なり持って
いるのではないでしょうか?
そういった気持ちがサプライズ演出へと繋がって
いくと思われますが、反対にサプライズを受ける
人の気持ちを考えてみましょう。
「わたしのために、こんな素敵なサプライズを
用意してくれたんだ!」
と、素直に喜べる人。
この場合、お互いになんの問題もないでしょう。
しかし、中には素直に喜べない人もいます。
喜ぶ感情を表に出すのが苦手な人。
サプライズが相手のためではなくて、
自己満足のためにしているのではないかと
疑って、純粋に喜べない人。
ただ単に、派手な演出が苦手な人。
サプライズに対して、相手の期待通りに
反応するのがめんどくさい人。
などなど。
サプライズ演出をしてくれる相手は、
まったくの赤の他人ではない間柄。
相手の好意を感じるからこそ、いろいろと
思うことはあっても、その本音は正直に
言えないものです。
サプライズはありがた迷惑?善意の押しつけにご用心
お祝いにしろ、プロポーズにしろ、それをされて
嫌な気持ちになる人は、滅多にいないと思います。
だけど、自分が思う以上のことをされると、
喜びよりも戸惑いのほうが大きくて、気持ちが
ついていけない……なんて、感じることは
ないですか?
けれど、サプライズをしてくれた相手のことを
考えると、
「一体、どれくらい喜べばいいのかな……」
「あまり目立ちたくないのだけど……」
そんなことを考えているうちに、いつの間にか
サプライズ演出がだんだん苦手になってきて、
仕舞いにはサプライズ自体、ありがた迷惑と
感じるようになってしまいます。
そこまでの気持ちになってしまうと、せっかくの
サプライズ演出がきっかけで、これまでの関係に
ヒビが入ってしまう可能性があるかもしれません。
サプライズを計画する人は、自分の中でアイデアが
どんどん大きくなっていって気持ちも舞い上がり、
当初の目的を忘れて、サプライズを成功させることに
考えが傾いていると考えられますよね。
まとめ
もしも、あなたが誰かのサプライズを企画して
いるのなら、一度、冷静になって相手のことを
考えてみてください。
その相手は、自分の感情を表に出すのが
得意な人なのか?
普段のテンションや、ノリの良さはどうか?
目立つことが好きなのか?
そういったことを考えた上で、その人にピッタリの
方法でお祝いをしてあげると喜ばれますし、失敗は
少ないかなぁと思います。
せっかくサプライズ演出を企画しているなら、
お互いが幸せで、楽しい気持ちになるような
ものにしていきましょう。
そのために大事なことは、サプライズ演出が
苦手な人がいることを心の片隅に留めておいて
いただけると嬉しいです。