お子さんやご両親、
旦那さんの誕生日やお祝いごとのとき、
手作りでケーキを作ったら
愛情も伝わりますし、とても喜んでもらえますよね。
「ケーキには、
やっぱりイチゴでしょう!」
かと思いきや……
夏や秋は旬ではないので、
イチゴはスーパーから姿を消します。
「冷凍イチゴだったら
季節関係なく、いつでも売ってるんじゃ……?」
なんて言う声も
聞こえてきそうですね。
でも実は、
冷凍イチゴをそのままケーキに使うのは、
びっくりするくらい不向きなのです。
今回は、
ケーキを作るとき、イチゴの代わりになるモノと、
なぜ冷凍イチゴがケーキに不向きなのか?
さらにさらに、
「えっ!
もう冷凍イチゴ買っちゃったよ!」
という方にも、
役立つことも書いていきます。
ぜひ役立ててくださいね!
ケーキ用のいちごがない時はなにを代用するといい?
やっぱり食材は
それぞれ、旬の時季に食べるのが
一番いいものです。
イチゴの代わりにおいしく、そしてオシャレに
ケーキを作れちゃうものを
紹介していきますね!
ラズベリー・ブルーベリー
ラズベリーの旬は6月~8月頃で、
ブルーベリーも5月~8月頃が
主な出荷の時季にあたります。
両方ともに、食物繊維やビタミンが豊富で
美容にも大変よいです。
ラズベリーとブルーべりーどちらか一方を
デコレーションするのも可愛いですが、
ふたつ一緒にデコレーションしても
とっても見栄えがいいですよ。
なにか物足りないなぁと思う場合は、
香りの良いミントを乗せたるのも
オシャレですね!
ぶどう(巨峰・マスカット)
巨峰の旬は7~10月です。
ぶどうと言えば、ポリフェノールですよね。
披露回復効果を助けてくれる食材です。
店頭でぶどうを選ぶ際は
色が濃くて、表面が張っているものを
購入するのがいいでしょう!
また、見栄えが悪いと思われるかもしれませんが、
白い粉をふいているもののほうが
おいしいぶどうなので
そちらを選びましょうね。
黄色や黄緑、濃い紫のぶどうを
ケーキの上に可愛くデコレーションしてみましょう!
サクランボ(チェリー)
サクランボは品種によって旬が違います。
だいたい4月~7月でしたら
スーパーに旬の品種のモノが置いてあります。
鉄分が果物の中でもトップクラスで
多く含まれているのですが、
一粒ごとに入っているものの
栄養素は多くはありません。
しかし、バランスが大変よいため
天然のサプリメントとして
理想的な食べ物と言われている優れものです。
赤や濃い紫のイメージが一般的ですが、
月山錦(がっさんにしき)という
黄色い品種もありますので、
色を増やしたいときには参考にしてください。
サクランボはヘタがトレードマークなので、
ヘタつきで、デコレーションするのもアリですよ!
バナナ
バナナは年中収穫されます。
年中スーパーで売られている上に、
ご家庭でもおなじみの果物、
バナナをイチゴの代わりとして
ケーキを作る人は割と多いのです。
そしてなにより、
そのまろやかな味わいから、
とってもおいしくでき上がります!
意外と低カロリーなバナナは、
いろいろな栄養がバランスよくとれるので
朝ごはんやダイエットに食べる人が多いですよね。
バナナをケーキの上にデコレーションするときは
輪切りにして、敷き詰めるのもいいですし、
斜め切りにし、少し立てて並べてあげるのも
とても可愛いですよ。
キウイ
キウイも年間を通して流通していますが、
多く出回る月は3月頃です。
キウイはビタミンCが、とっても豊富です。
とくにゴールデンキウイは、
ビタミンC・Eがとっても豊富なので、
風邪の予防や美容にもいいです。
輪切りにしたキウイを
丸いケーキのふちに輪っかに並べて、
飾るのも可愛いですし、
しきつめて盛り付けるのもオシャレです。
卵型でサイズも硬さもちょうどいいので
いろいろなアレンジの切り方次第で、
デコレーションを楽しむこともできますよ!
メロン
メロンの旬は5月~7月頃です。
イチゴがないなら、もういっそのこと
果物の王様、メロンを贅沢にケーキに
使っちゃうのもアリですよね!
高級感が漂うメロンは、
大人なケーキを作りたいときにもオススメ。
メロンが実は栄養成分がとても豊富なこと、
あなたはご存じでしたか?
ビタミンやカリウムはもちろん、
ほかにもさまざま、栄養がありますよ。
メロンの見た目の特徴と言えば、
皮の部分ですよね。
皮のついた切り方でメロンをカットし、
デコレーションするのは
とても高級感が増しますよ!
上品な見た目のケーキをメロンで
作ってみるというのはいかがでしょうか?
栗
栗の旬は9月~10月です。
栗にはビタミンB1、
カリウムなどが豊富に含まれています。
栗を使うケーキと言ったら、
モンブランですね。
モンブランだけに留まらず、
栗はショートケーキ・チョコレートケーキなど、
幅広くマッチしてくれます。
渋皮煮でも甘露煮でもどちらでもおいしく、
そして、可愛くでき上がりますし、
すでに甘露煮された状態で
販売されているのも目にしますよね。
それを購入してきてケーキを作るというのも
手間が省けていいですよ!
食用の花
「気分をガラッと変えたい……」
そんなアナタにオススメなのが、
食品用の花でケーキを飾る方法です。
食用花はビタミンも含まれています。
以前は、あまり食用花をお店で
見かけることはなかったかもしれませんが、
最近ではスーパーでも出回っていて、
入手することが簡単になりました。
お花は色鮮やかに
デコレーションもできます。
「いつもと違うケーキを作りたい!」
というアナタに、もってこいです。
ぜひ試してみてくださいね。
フルーツ缶詰
マンゴーやパイナップル、
りんごやみかん、桃や杏(あんず)など、
いろいろな種類の果物の缶詰が
スーパーに置かれています。
いくつか購入して飾り付ければ
彩り豊かなオシャレなケーキになります。
ただし、ひとつだけ
注意して貰いたいことがあります。
缶詰の果物たちは缶の中でずっと、
シロップに浸かっていたので、
ケーキに使う前には
必ずザルにあけて水分を切ったり、
キッチンペーパーなどで軽く拭いてあげましょう。
しかしながら、
缶詰の果物を乱雑に扱ってしまうと、
形が崩れてしまったり、味が落ちてしまいます。
目安は、シロップがしたたり落ちるくらい。
やさしく下準備して、使ってくださいね。
イチゴジャム
「イチゴは旬じゃない、
ゲットできないけど、どうしても
イチゴ味のケーキがいい!」
そういうときは、イチゴジャムが使えますよ。
ジャムは、リーズナブルなお値段で
季節関係なくスーパーに置いてあります。
スポンジの間に挟むのもそうですが、
ケーキの上を飾り付けする際は、
ジャムと水とゼラチンを混ぜたものを
ケーキにトッピングした後、
冷やし固めてくださいね。
色鮮やかなケーキを作ることができます。
また、生クリームにイチゴジャムを混ぜると、
ピンク色のクリームができるので、
そのままホイップでデコレーションしても
オシャレにでき上がります。
しかし、こちらもひとつ
注意点があります。
ジャムは製品によって、
甘味や酸味が変わってくるのです。
味が薄い、味が濃いなど、
甘味の調整・酸味の調整を、
ご自身でする必要があります。
ジャムでケーキを作る際には、
必ず味見をしながら作ってくださいね。
ケーキに冷凍いちごを使うのはオススメできない理由
さて、ケーキを作るときに
イチゴの代わりになるものを
紹介してきました。
そもそも、なぜ
冷凍イチゴではだめなのか?
「気にしすぎなんじゃないの~?
別に使っても大丈夫でしょう!」
と、思って今まさに、
ケーキにトッピングしようとしているアナタ!!
ちょっと待ってください!
冷凍イチゴが解凍すると、
どうなるかご存じでしょうか?
まずは形ですが。
どうなると思います?
そうですねー。
冷凍イチゴを解凍したあとのイチゴを、
文字で表現するなら、
「ぐでっぐで」
もしくは、
「ふにゃっふにゃ」
でしょうか。
あなたがスーパーで見る、
フレッシュなイチゴの姿は、
そこにはありません。
なぜ、そのようなことになってしまうのか?
それはイチゴの繊維質が、
縦方向にしかないためです。
さらに、形だけではなく、
冷凍イチゴは解凍すると
水分が出て、ぶよぶよになります。
「ペーパータオルで拭き取ればいいのでは?」
「ザルで水分を切ればいいのでは?」」
と、お思いでしょう。
しかし、問題はそんなに
単純なものではありません。
というのは、
中から出てきたその水分に、
イチゴの旨味がたくさん含まれているのです。
生のイチゴと
味が格段に変わってきます。
よって冷凍イチゴは、
ケーキに使うのには向いていないのです!
ケーキの中身はフルーツ以外を使うのもアリ
ちなみに――
今回の記事では、
フルーツが多めに登場していますが、
ケーキの中身にフルーツ以外を入れたい方も
中にはいらっしゃいますよね。
わたしが実際に手作りし、
家族からも大好評だったものがあるので、
いくつかご紹介しますね。
ぜひお試しくださいませ!
ジャム
ジャムはイチゴの代わりに使えるものとして、
さっきも書きましたが、
ケーキの中身でフルーツ以外のモノの定番として
ジャムがよくあげられるので、
こちらにも記載しますね。
いくつかの種類のジャムを買って、
層ごとに塗り分けていくというのも
大変おいしくできましたので、ありですよ!
ババロア
ババロアをケーキの中身にというのは、
とても贅沢な気持ちになりますよ。
ちなみにわたしは、
一番下にクッキー生地を敷いて
作ってみました。
この方法はオススメで
食感もふわっと&さくっとの
両方を楽しむことができますよ。
チョコレート
チョコクリームは
ケーキの中身に使うのに
とても簡単で扱いやすいです。
市販で販売されている
チョコクリームを使うのももちろん、
ミルク・ビター・ホワイトなど、
お店で販売されているお好みのチョコレートを
溶かして作るのもいいですよね。
クッキー・ビスケット
サクサクっとした食感がほしい場合、
こちらはとてもいいです。
袋の中にクッキーやビスケットを入れて、
綿棒などで叩いて粉々に砕いて使いましょう。
甘じょっぱい味がお好きな方は、
クッキー・ビスケットの代わりに
クラッカーがオススメですよ。
まとめ
冷凍イチゴは解凍すると、
見た目も味も落ちてしまい、
ケーキには不向きであることを
ご紹介しました。
このように、今回お話しした
ほかの果物はもちろん、
冷凍イチゴを使う代わりになるものは
たくさんあるのです。
ぜひ今回の記事を参考に、
よりいっそう、おいしいケーキを作ってくださいね!