アスパラのおいしい季節になりましたね。
鮮度の良い、瑞々しいアスパラは特に下処理をすることもなく食べられますが、少し日が経ってしまったアスパラの場合、根っこの部分から硬くなり始め、食べにくくなります。
その場合、根本から2~3センチほど下をカットするのが一般的な下処理方法。
硬い根本部分はそのまま捨ててしまうことが多いと思います。
基本的にアスパラは捨てる部分が少ないと言われている野菜なので、なんだか筋っぽくて食べにくいと捨ててしまうのは、ちょっともったいないですよね。
根っこの硬い部分でも繊維を断ち切ったり、皮を剥くことで食べきることができますよ!
そこで今回の記事では、アスパラの筋っぽい根本の下処理方法のほか、無駄なく食べきるレシピと併せて、根元まで柔らかいアスパラを見分ける方法をご紹介しますね。
アスパラの根元を捨てるのはもったいない!筋っぽい部分の下処理方法を紹介
それではさっそく、アスパラの筋っぽくなった根本部分の下処理方法をご紹介します。
- ピーラーで皮を剥く
- 繊維を断ち切るように包丁でカットする
アスパラの下処理は、主に上記2つの方法があります。
ピーラーで皮を剥く
両手で持ったアスパラを曲げると、鮮度が良い部分と水分が減っている部分の境目で軽く折ることができます。
折れた先が筋っぽくなっているので、ピーラーで厚く皮を剥いてみてください。
硬くなってしまった根元でも、皮を剥くことによって中心は柔らかいことも。
剥いた皮は炒め物にすると、無駄なく使いきれます!
繊維を断ち切るように包丁でカットする
続いて、根元の皮を剥くほどではないけど、少し硬さを感じる場合の下処理方法をご紹介しますね。
アスパラの繊維は縦に伸びているので、輪切りや斜めにカットすると、乾燥による硬さや筋っぽさが気にならなくなります。
また、ネギカッターで垂直に切れ込みを入れるとラクに繊維を切ることができますよ。
ネギカッターで繊維を切る場合の注意点としては、深く突き刺し過ぎて、アスパラを切断してしまうことですかね。
刃先2~3ミリくらいで丁度いい切れ込みになりますよ。
レシピによって下処理方法を変えてくださいね。
アスパラをすべて使い切るレシピ
きんぴら
アスパラ:5~6本
しょうゆ:小さじ1
料理酒:小さじ1
砂糖:小さじ1
ゴマ油:適量
①根元の下処理をしたアスパラを斜めにカット
②熱したフライパンにゴマ油をひき、色が鮮やかになるまでアスパラを炒める
③調味料を加えて完成
胡麻和え
アスパラ:5~6本
しょうゆ:小さじ1
砂糖:小さじ1
すりごま:大さじ1
①下処理済のアスパラを熱湯で2~3分ほど茹でる
②団扇などで仰ぎながら冷ましたら、3~4センチの長さに切る
③調味料を和えて完成
※水分が出てくるので、早めに食べてくださいね。
鮮度の良いアスパラの見分け方
下処理をすることで無駄なく食べきることができるアスパラですが、なにかと忙しい人にとっては、皮を剥いたり、筋を断ち切るのも手間ですよね。
できるだけ鮮度の良いアスパラを見分けるコツは以下の通り。
- 根っこの切り口が瑞々しい
- 全体的に鮮やかで濃い緑色をしている
- 穂先までまっすぐに伸びている
以上、3つのポイントをチェックしてみてくださいね。
根っこの切り口が瑞々しい
アスパラ全体の水分が減ると、筋っぽく口当たりが悪くなります。
ですので、根っこの切り口が水分で潤っているものを選ぶようにしましょう。
瑞々しいのか、そうじゃないのか、よくわからないな~という方は、根元にシワが寄って乾燥していないものを選ぶと間違いないですよ。
全体的に鮮やかで濃い緑色をしている
色が全体的に鮮やかで濃い緑をしているアスパラは、新鮮で味が良いものが多いです。
根元まで緑色に色づいたものを選ぶようにしてくださいね。
穂先までまっすぐに伸びている
アスパラは上に向かって成長する野菜なので、穂先までまっすぐに伸びているものが鮮度が良く、味も良い証拠です。
穂先が広がっているものは成長しすぎた状態のため、選ばないほうが良いですよ。
アスパラの根元を捨てるのはもったいない!筋の下処理方法と食べきる方法まとめ
収穫されてから時間が経ってしまったアスパラは、水分が失われて筋っぽくなりがち。
ですが、筋を断ち切ったり、皮を剥くことで無駄なく食べきることができますよ。
また、下処理の手間を省くには、できるだけ鮮度の良いアスパラを見分けることも重要。
- 根っこの切り口が瑞々しい
- 全体的に鮮やかで濃い緑色をしている
- 穂先までまっすぐに伸びている
上記3つのポイントをチェックして、新鮮でおいしいアスパラを選んでくださいね。