節分といえば恵方巻きというほど
恵方巻きはとてもメジャーな
食べ物になりました。
節分に恵方巻きを食べるときには、
いくつかのルールがあるのをご存知でしょうか?
丸被りして、丸々一本を食べきる。
食べるときには静かにする。
そして、毎年決められた方角を向いて食べる。
などなど。
テレビなどで紹介されていることも多いので、
ご存知かもしれません。
その中でも、恵方巻きを毎年
決められた方角を向いて食べるのには
どういった意味があるのでしょうか?
なんとなく毎年その方角を向いて
食べている――
わたしもその一人です。
しかし恵方を向く意味や、
どうやってその方角が決められているかということは
今まで気にしたこともありませんでした。
今回の記事では、なぜ毎年、
決まった方角を向いて食べるのか?
誰がその方角を決めているのかを
調べてみました。
恵方巻きの方角一覧を過去三年間分だけ調べてみました
まず、過去三年分の
方角はどうだったのかを調べてみました。
今が2018年ですので、
2018年、2017年、2016年分です。
[su_note note_color=”#e0efff”]2018年→南南東やや右
2017年→北北西やや右
2016年→南南東やや右[/su_note]
2016年と2018年は同じ方角だったのですね。
特に意識したことがなかったので
気がつきませんでした。
このやや右というのは、
方角を決めるときに中国の24方位を
元にして決めております。
それを日本で用いている西洋式の16方位に
当てはめて方角を決めるため、
やや右よりという言葉が使われています。
さらに調べてみたところ、
恵方巻きを食べるときの方角は、
なんと、4つしかないことがわかりました!
毎年、少しずつずらして、
いろいろな方角で食べているのかなと
なんの知識もないときは思いましたが、
4つの方角を使い回していただけだったなんて!
なるほどな~って、膝を叩いちゃいました。
何事も意味のないことはないんですね~。
そしてそして、
4つの方角ですが、あらかじめ
決められているようです。
西暦の1の位の数字が、
[su_note note_color=”#e0efff”]4、 9→東北東やや右
0、 5→西南西やや右
1、 6、3,8→南南東やや右
2、 7→北北西やや北[/su_note]
となっています。
そもそも、恵方巻きの方角は恵方と呼ばれていて、
その年のいい方角という意味があります。
その年の最も良いとされている方角なので
毎年誰かが決めているのではなく、
昔から決まっているものなんですって!
それも知りませんでした。
これを覚えておけば、今年の恵方はどこかなと、
わざわざ調べなくても方角がすぐわかりますよね。
では、そんな恵方巻きですが、
この決められた方角を向いて食べることに、
どんな良いことがあるのか?
それについても調べましたので、
次にまとめていきます。
恵方巻きを食べると願いが叶うってウソ?ホント?
恵方巻きは、その年の恵方を向いて、
丸かぶりしながら黙って食べることに
意味があると言われています。
丸かぶりし、黙って食べるのは
口から福が逃げないようにするため。
そして、恵方巻きを切り分けて食べるのは
縁を切るなどの意味があるため。
小さいお子さんや、お年寄りが食べる場合は、
食べやすいようにカットしても良いですが、
基本的には、そのままガブッと大胆に
丸かじりするものです。
さらに調べてみたところ、
恵方巻きを食べながらお願い事をすると、
叶うと言われています。
もちろん、科学的な根拠はありませんが、
七夕の短冊を始め、願い事が叶う系の
言い伝えが日本の行事の良いところですよね。
恵方巻きで願い事をする作法ですが、
「○○が叶いますように~」
と、具体的なお願い事を心の中で
唱えながら食べるのではなく、
「わたしは○○している!」
「○○が叶って、幸せ~」
すでに叶っているところを想像しながら
食べると良いですよ。
節分も恵方も毎年あることですけど、
今年は普通に食べきるのではなく、
お願い事をしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今まで恵方巻きは、向く方角も、
決められたルールに従って食べてましたし、
願い事など意識せずに食べていました。
でも、ちょっとした好奇心で調べてみると、
しっかり意味があったんだなーと目からウロコが
ポロポロ。
せっかく調べたので、
今年の恵方巻きはなにかお願い事をしながら、
食べてみようと思います。
あなたも、今年はなにか願い事を意識しながら
恵方巻きを食べてみてください!