暇が嫌いなミハイさんの策略により、大ピンチを迎えたシキ。
待て! 次回 !! なところで終わった前回ですが、走馬灯のように、過去を思い出すシキから第9話が始まります。
文章のみですが、ネタバレ注意報発令中です!
コミックス派の方、ジャンプ SQ 未読の方は、ご注意ください。
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第8話『黒い工場』[/su_box]
夏羽くんは無自覚暴君
前回、グロい映像で気絶しちゃった晶たんですが、無事に意識を取り戻した模様。
よかったよかった。
『うっかりミスして敵にバレちゃった☆ Σ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ☆』
ハリボーグミをモグモグしながら、白々しいことを仰るミハイさんの言葉を信じちゃう夏羽くんと晶たんは、とっても素直で良い子。
ちびっこトリオ3人で暇つぶししようと考えているとは、露ほども疑ってないですね。
ちなみに、ミハイさんは『てへぺろ☆』は一切してないので、ご注意くださいませ。
勝手に顔文字にしちゃいました。
セキュリティシステムは、すでにミハイさんがハッキング済み。
薄暗いビルの中を恐る恐る進む晶たんを守る夏羽くんは、本当にイケメンです。
そこへ、蚊婆3人姉妹の末っ子登場しました。
オフショルダーのトップスを着て、オフィスに出勤する蚊婆末っ子。
可愛い服だけど、現実にいたら怒られちゃいますね。
不法侵入した夏羽くんと晶たんを叱りつつ、我慢できなくて本性を現してしまう辺り、自制が利かない性格のようです。
前回、食事をお預けされちゃってますからねー。
2人に襲いかかったものの、1コマの暗転で夏羽くんに返り討ちにされました。
キレイな顔が腫れ上がって、しかも鼻血まで出ちゃってるんですけど……
ピクピクしながらも、シキの居場所を答える気がない蚊婆末っ子に、夏羽くんは冷静に指を折っていきました。
言うことを聞かせるのは暴力が一番だと、従兄弟に教わったからです。
晶たんを怖がらせたらダメよー。
兄貴分の意地
両親と暮らしていた頃の記憶を、朧げながら覚えているシキ。
なぜ、両親と離れ離れになってしまったのか。どうしても思い出せません。
とてつもなく恐ろしいことが起こったからだとシキは認識しており、そのせいで、怖いことが苦手になってしまったとのこと。
怖いことが苦手で、しかも蚊婆次女の唾液で身体は麻痺。
思うように動けないシキに対し、ミハイさんは更に恐怖を煽っていきます。
もう本当、この人はドSですね!
恐怖心がマックス到達したシキでしたが、夏羽くんの呼びかけで我に返りました。
絶大な信頼をシキに向ける夏羽くんの言葉を聞いたミハイさんは、死の恐怖に怖気づくシキを揶揄いましたが、男のプライドを傷つけられたシキはマジギレ状態に。
叡智の結晶『ミハイマグナム』を叩きつけ、その痛みで麻痺から回復したシキは、蜘蛛(アラクネ)としての能力を遺憾なく発揮!
天井に潜みながら、蜘蛛の糸を周囲に張り巡らせ、蚊婆次女を撃退したのです!
気が抜けて崩れ落ちたものの、夏羽くんたちの声に慌てて立ち上がり、何事もなかった風に装うシキは、兄貴分としての面目を無事に保てました。
ま、ミハイさんには虚勢を張ってるの、バレバレでしたけどね♪
目覚める怪物の力
蚊婆3人姉妹も、残すところ長女1人。
大人しそうな顔をして、意外と血の気が多い夏羽くんは、3対1なら勝てると、戦う気満々です。
シキは呆れるものの、今から引き返して敵に仕切り直されるのはマズイということで、夏羽くんに賛同。
本心では、ミハイさんが撮影したデータを飯生警部に見せれば万事解決するんですが、ミハイさんが『つまらぬ。絶対嫌だ』と拒否しちゃっているので無理でした。
楽しいことに関しては、本当に譲りませんね、この人は。
作戦会議中に蚊婆長女が登場。
次女、末っ子曰く、とっても怖いらしいお姉さんは、ちびっこトリオを生きたまま帰すことを条件に交渉を持ちかけてきました。
でも、夏羽くんは蚊婆3人姉妹の事情を汲み取りながらも、引く気はありません。
交渉決裂後、妹たちから脳を吸い取り、本性を現したお姉さんと戦闘開始!
アタッカーの夏羽くんを残して、シキと晶たんが気絶しちゃいました。
夏羽くんが負けると、シキと晶たんも助かりません。
けれど、今の夏羽くんの力では、蚊婆長女に勝てる要素もない。
気持ちは諦めかけているのに、夏羽くんの身体は諦めようとしていません。
隠神さんが危惧していた通り、このままでは全滅の予感……
蚊婆の拘束から逃れようともがいていたところで、ミハイさんが止めに入ります。
力の使い方を間違っており、このままでは夏羽くんの身体が壊れてしまうと言って。
さすがに隠神さんに怒られるということで、ミハイさんがようやく、本当にようやく、重い腰を上げてくれました。
とは言っても、夏羽くんに助言するだけなんですけど。
ミハイさん、事務所で高みの見物中ですからね。
夏羽くんがミハイさんや蚊婆長女に勝てないのは、人間の力しか使ってないから。
怪物の力を引き出すには、怪物の本能に従うことなんですけど、不遇な生い立ちから、感情が失われている夏羽くんはピンと来ません。
そこで夏羽くんを誘導していくミハイさん。
叶えたいことはなんだ、と。
夏羽くんの願いは、
・シキと晶たんを失いたくない
それが夏羽くんにとっての望みで、怪物の力を解放する本能でした。
ジャンプ的な展開に胸アツです!
怪物としての本能が暴走しないか、ちょっと不安ではありますが……
きっとシキと晶たんが、暴走する夏羽くんを身体を張って止めてくれるはず!
次回で決着が着きますかね。
夏羽くんを、公園で待っている紺ちゃんが気がかりです。