怪物事変 第28話『灰燼の蛇』感想とネタバレ | えぶりでいはっぴねす
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怪物事変 第28話『灰燼の蛇』感想とネタバレ

神社の狐 怪物事変 感想
この記事は約9分で読めます。

最新コミックス7巻は、
ミハイさんが表紙。

腹チラがセクシーですよー。

第28話の表紙は、
久々にちびっこトリオが集合!

いちご狩りの様子をカメラ目線で
撮影する晶たんがキュートです。

表紙横のページでは、これまでの
物語の振り返りと、登場人物紹介が
されていました。

さてさて、本編ですが、
四国にて今後の方針が決定し、
夏羽くんとシキの二人は島根へ
移動するところから始まります。

コミックス派の方、未読の方に一切の
配慮をしておりませんので、ネタバレが
嫌な方はご注意ください!

融合した結石の力は合体するのか?

長野へ向かう前日、宿泊先のホテルにて、
四国での出来事をシキに報告する夏羽くん。

夏羽くんの持つ結石が、
実は屍鬼であることを聞いたシキは、
それが夏羽くんのお父さんかもしれないと
四国のみんなで話していたことに支持を表明。

シキからも同意を得た夏羽くんは、
ちょっと嬉しそうな雰囲気です。

頭さえ無事なら、再生できる屍鬼の特性を
知っているが故に、バラバラにされた結石が
なんとも夏羽くんの親っぽいと感じていました。

夏羽くんのお父さんかまだ不明ですが、
すべての結石が融合したら、どんな人が
出てくるんですかねー。

今から楽しみです。

話は戻りまして。

飯生さんも結石を狙っていることから、
争奪戦になることを危惧しているシキは、
そこでふと、気になっていたことを
口にしました。

それは、結くんから譲ってもらった
零結石の力――氷の力を、夏羽くんは
使うことはできないのかということ。

シキに問われた夏羽くんは、
試したことはないけれど、
たぶん難しいと答えました。

今の夏羽くんには、命結石の力を
感じるのみらしいです。

それを聞いたシキは、もし夏羽くんが
氷の力を使えるなら戦略の幅が広がるのにと、
残念そうでした。

これは、今後のフラグですかねー。

お稲荷さんに占領された八ッ首村

島根県、雲南市へやってきた二人。

しっかり者のシキがナビで
確認したところ、目的地の
八ッ首村は、もう少し先でした。

道中、トラブルに巻き込まれることもなく、
無事に八ッ首村へ到着した夏羽くんと
シキは、二手に分かれて情報収集することに。

けれど、村の中は人の気配がなく、
静まり返っていました。

ついさっきまで人がいたような
形跡が残る縁側にはお茶が出たまま。

庭の外から声をかけていたシキは、
中で倒れているじゃ……と心配そうです。

一方、シキと分かれた夏羽くん。

てくてく村の中を歩いていると、
故郷の鹿の子村より立派な八ッ首村の
田んぼが目に入りました。

さらに、視線をずらした先には、
少し目つきの悪いお稲荷さんの像が
田んぼの側に建っています。

それも、一体だけではなく、
村のそこら中に何体も……

ちょっとしたホラーな光景です。

まるで、お稲荷さんの像に
占領されたかのような村の様子に、
夏羽くんを追いかけてきた
シキも不審がっています。

八ッ首村が妙だと感じる理由を
口にしようとしたところで、
飯生さんの部下、赤城さん登場。

前回の最後に出てきたときには
あまり感じなかったのですが、
赤城さん、村の至るところに建つ
お稲荷さんと同じ目をしてる……

一重で、ちょっと目つきが悪いというか、
ちょっぴり死んだ魚みたいな目です。

夏羽くんたちに声をかけてきた赤城さんは、
昨晩、村で異臭騒ぎがあったため、
村人たちは避難していることを告げました。

その言葉を聞いたシキは、赤城さんに
警察なのかどうか尋ねます。

一応、警察関係者を示す腕章は
つけてましたが、それでも、
なんてことのない普通の台詞から、
赤城さんを警察関係者と見抜く
シキの洞察力は高いですね。

夏羽くんは、まったく
気づいてない様子でしたし。

シキの問いかけに、警察だと答えた
赤城さんは警察手帳を見せてくれました。

不審なところは特になさそうな
警察手帳を見たシキは、ほんの少し
険しい表情に。

それ以上、赤城さんとの関わりを
避けるように、シキは夏羽くんを
連れて立ち去ろうとしました。

去り際に夏羽くんの服を掴み、
名前を尋ねてきた赤城さん。

反射的に名乗ろうとした夏羽くんを
引き摺るシキは、自分たちは子供だから
知らない大人に個人情報を教えるつもりは
ないと告げました。

この時点で、シキの警戒心はMAXですねー。

立ち去る二人を追いかける
素振りもなく見送った赤城さんですが、
別行動中の花楓くんにTEL。

不穏な表情を浮かべる赤城さん、
狐っぽいです……

新たな出会い

赤城さんに子供騙しの嘘をつかれ、
八ッ首村から離れざるを得なくなった
シキは、ご機嫌ナナメです。

流結石の情報を入手できないばかりか、
八ッ首村に村人はいない状況――

夏羽くんは、本当に村に人はいないのか
疑問に感じていましたが、シキ曰く、
それは本当とのこと。

実際、夏羽くんと合流したときに
その話する予定でしたが、赤城さんが
声をかけてきたため、話ができずに
いたのです。

その赤城さんの正体ですが、
シキはすぐにピンと来ており、
夏羽くんにもヒントを与えます。

シキの言葉に、夏羽くんもようやく
赤城さんが飯生さんに部下であることに
気づき、先を越されたことを危惧。

けれどシキは冷静で、もし流結石を
先に手に入れていたのなら、八ッ首村に
残る理由はないと夏羽くんに言いました。

夏羽くんたちも、相手も、まだ
流結石は見つけられずにいます。

飯生さん陣営を戦わずに出し抜くため、
作戦会議を開くことにしたのですが、
そこへマスクをした小さい男の子が――

その子に気を取られていたら、
なんと、シキのお財布を奪う不届き者が
現れたのです!

慌てる夏羽くんですが、
被害者のシキはいたって冷静。

蜘蛛の糸を伸ばし、見事、
お財布を取り戻したのでした。

犯人は夏羽くんたちより
少し年上の女の子。

きちんと謝罪しましたし、
反省もしている様子なんですが、
迷惑ついでにお金を貸してほしいと
二人に頼み込んできたのです。

どうしても東京に行かなければならないと、
なにやら必死な様子で、必死すぎるあまり、
夏羽くんたちの腕を掴んで、自ら胸を
触らせる暴挙に出る始末。

スリに関して、警察に突き出すほど
怒ってはいなかったシキも、さすがに
逆セクハラにはご立腹です。

けれど、夏羽くんは、いつもの真顔で
もっと触ってもいいか尋ねました。

そんな夏羽くんに、自分がおかしいのか
悩みながらも、男の子の目を塞いであげる
シキは面倒見の良いお兄ちゃんです。

ちなみに、夏羽くんがセクハラ発言した理由は、
女の子の怪我に気づいていたから。

さっそく綾ちゃんの髪で
手当てしてあげる二人。

その際、怪我をした経緯や、
東京へ行きたい理由を尋ねましたが、
女の子は言いたくないの一点張りです。

シキはすでに女の子たちへの
興味をなくしており、
もう行こうと夏羽くんを促しました。

自分の懐に入れた相手には肝要ですが、
それ以外は割とドライなシキらしいです。

けれど、夏羽くんは地元の人だから、
八ッ首村について話を聞けるかもしれないと
女の子を気にかけています。

二人の会話が聞こえていたらしい女の子は、
表情を変えて詰め寄ってきました。

なにやら、八ッ首村には
夏羽くんたちも知らない
秘密があるようです。

シキVS花楓くん

八ッ首村へ引き返した夏羽くんたち。

村を知っている様子の女の子は、
そこら中にあるお稲荷さんの石像を
蹴り倒しながら、怒りを隠せていない様子です。

さすがに、お稲荷さんの石像を
蹴り倒すのは罰当たりだと女の子を
止めるシキの横を、一緒にいた男の子が
走り抜けて行きました。

環ちゃんと、男の子の名前を呼び、
引き止める女の子。

村の中を駆けていく環ちゃんに
追いついた女の子でしたが、
そこには花楓くんの姿が――

RPGの主人公みたいな容姿をした
花楓くんなんですけど、
残念ながら敵なんですよねー……

味方だったらいいのになーと、
個人的に思ってしまう花楓くんは、
赤城さんからの電話を受けて、
夏羽くんとシキを待ち構えていたのです。

けれど、花楓くんは報告書をきちんと
読んでなかったらしく、夏羽くんの
顔をよく知りません。

なので環ちゃんを見たとき、最初は
夏羽くんと勘違いするんですが、
あまりにも幼いので人(怪物)違いかなと
思い至ります。

でも花楓くんは、脳筋タイプなので、
深く物事を考えません。

夏羽くんでも、そうでなくても
どっちでもいいやーと、
女の子と環ちゃんに攻撃を
加えようとしました。

間一髪、シキが花楓くんの両目を
糸で塞ぎ、その隙に夏羽くんが二人を救出。

先に三人を逃がしたシキは、
花楓くんと対峙することになりました。

でも花楓くん、両目が見えないから
位置を教えろってシキに言うんですよ。

一応、敵対関係なんですけど、
それでいいんですかね?

で、シキもシキでして。

自分の居場所を律儀に、
後ろにいることや、時計で言うところの
7時の方角だって教えてあげたんですが、
花楓くんは見当違いな方向へ
攻撃をして大満足な状態……

脳筋というか、
ただのおバカキャラですよねぇ……

これで敵なんだもんなー。

両目を塞ぐ糸を燃やした花楓くんは、
八ッ首村にかけられた幻術を解き、
シキと対峙。

花楓くんの表情は、どこまでも
RPGの主人公のようでした。

八ッ首村の生き残り

シキが花楓くんを対峙している頃、
夏羽くんたちは八ッ首村から離れた森へ
逃げてきました。

環ちゃんを抱えた女の子は
顔色も悪く、辛そうな様子です。

村から離れたので、休憩しようと
提案する夏羽くんに、女の子は
自分の正体を明かしてくれました。

女の子と環ちゃんは、大蛇(おろち)。

八ッ首村は大蛇の里でしたが、
花楓くんと赤城さんに滅ぼされ、
生き残ったのは、女の子と
環ちゃんだけとのこと。

二人が東京に行きたかったのは、
おばあちゃんの遺言で、怪物屋に
助けてもらうつもりだったそうです。

同じ怪物の夏羽くんを信用すると言った
女の子は、流結石が天ヶ淵にあることを
教えてくれました。

争いの火種になるなら、夏羽くんたちに
結石をあげると。

花楓くんたちより先に、
結石を手に入れて欲しいと
お願いする女の子に、夏羽くんは
力強く応えました。

流結石は手に入れるし、花楓くんたちも
倒すし、女の子たちも助けると。

けれど、最後のコマでは
不気味なお稲荷さんの石像が
夏羽くんたちを見つめていたのでした。

さいごに

最後のコマに出てきた
お稲荷さんの石像は、間違いなく
赤城さんと繋がっていると思います。

次回は、シキVS花楓くんの続きと、
夏羽くんVS赤城さんですかね。

憎めないキャラの花楓くんですが、
大蛇の里を滅ぼした罪は大きい……

彼が救済されるのは、
やっぱりなしかなぁ……

割と良いキャラだと思うんですけど。

まぁ、飯生さんに恋慕を
寄せている感じなので、
救いはないかもしれません……